社会福祉法人八王子いちょうの会からのお知らせ
2024-01-23T11:02:39+09:00
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2024-01-23T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.42
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=83
1
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;">
<div> </div>
<div><span style="font-size:16px;">Happy New Year 2024!</span></div>
<div> </div>
<div>
<div>笑う門には福来る<br />
明るい笑顔で元気にあいさつ<br />
背筋を伸ばして前を向いて歩きます<br />
ご健康とご多幸を心よりお祈りいたします<br />
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます</div>
<div> </div>
<div>理事長 山川 徹</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>今月は、所長からの新年のご挨拶をお届けします。</div>
<div><br />
~昨年の振り返りや新年の抱負・所感~</div>
<div> </div>
<div>■令和6年は、障害福祉サービスの報酬改定の年となっており、本年4月より報酬改定が実施されます。報酬改定では、職員の処遇改善や事業所の運営面など職員にも大きくかかわる事も多々あります。生活介護事業所の東浅川と虹では、報酬改定での大きな変更があり、それについてしっかりとみんなで確認しながら事業所運営と利用者支援をしていきます。また、昨年度から行っている、いろいろな研修を今年も継続的に行い、少しでも個々の知識を増やして行き、支援に活かせてもらえればと思います。研修では、わからない事や、知りたいことが多く出てくると思います。それを、自分で調べたり、周りの職員に質問したり、研修を受けたりと、自分で勉強する環境と姿勢を常勤、非常勤職員関係なく持つことと、事業所で研修が受けられる環境が大切な事だと思います。みんなで支援力のレベルアップを一歩一歩進められたらと思います。 </div>
<div><br />
東浅川・虹 所長 吉村 博之</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■令和5年度は新型コロナウイルスが5類となり、感染者数も落ち着きを見せ始めました。事業所の活動としては、ほぼ例年通りの活動を再開することができました。ここ数年、行事を中止した経験の中から、各グループは、創意工夫し、楽しい活動を考えてまいりました。その経験が令和6年度で活きてくると思います。今まで以上に笑顔が溢れる事業所を目指して、職員一丸となり楽しい活動を考えていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。</div>
<div> <br />
東浅川副所長 廣瀬 浩章</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■コロナ禍から少しずつ活動が許されるようになってきています。2027年3月までに移転を求められているみらいとしては活動を見直し、何が今のみらいに合っているのか、利用者の皆さんは何を求めているのかを見直すいい機会だと思います。利用者は確実に年齢を重ね、作業や活動の取り組みも変わってきています。今までの伝統を踏まえつつ、新たな試みをチャレンジしながら、移転を視野に入れて新たないちょう工房みらいの活動を構築していきたいと思います。さあ、どんないちょう工房みらいになっていくのか楽しみです。また、何よりも利用者も職員も健康で楽しい1年になるように。</div>
<div><br />
みらい所長 後藤 宏文</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■私自身、齢五十路を重ねるにつれ、年々体力の低下、疲労・気力回復速度の低下を痛感しております。更に昨年より半年以上に渡り足の怪我の後遺症が続き、関係各位の皆様には多大なるご迷惑をお掛けしております。今年は先ずは怪我の回復に努め、その上でここ数年の怠惰で贅肉のつきまくってしまった身体と心のシェイプアップを第一の目標としたいと思います。健全なサービスの提供には先ずは運営・管理者、支援員側が健康で、明るく元気な姿勢の維持が不可欠であると考えます。支援者・利用者共に明るく過ごせる一年になる事を希望します。 </div>
<div> <br />
そら所長 大村 直</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■2023年は、長年実現したいと思っていた「音楽活動」「スポーツ活動」をはじめることができました。年々職員さんそれぞれの自主性・独自性・個性が生き生きとゆぎの活動に反映できるようになってきて、共に過ごしている利用者さんの自信に満ちた表情、楽しそうな表情を見て嬉しく思っています。この一年もそれぞれの長所を生かし、苦手なことはおぎない、柔軟に新しいことをとりいれつつも、これまで築いたことはしっかりと重ねて、職員さん・利用者さん共に健康かつ互いに人として成長できる日々を慈しんで過ごしていきたいと思っています。</div>
<div><br />
ゆぎ所長 土渕 幸</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■コロナ禍で行動制限がある中、新たに始まった活動(調理実習・創作活動)や行事(ハロウィンパーティー・ハイキング)では、利用者さんの新たな一面を見る事が出来ました。2024年度、まずはコロナ前の活動も戻していきたいです。 「年1回の宿泊訓練と週1回のプールの再開。」昨年の夏、4年ぶりに陵南プールへ行きその時の利用者さんの表情がとてもよかったこと、又利用者さんから「旅行はいかないの?」等の宿泊訓練を楽しみにされている声が何度も上がっていました。利用者さんの要望を聞き職員で相談しながら、みんなで「通所が楽しい事業所」を作っていきたいです。</div>
<div><br />
ぎんなんの家所長 梅澤 恵子</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>■手をつなぐ親の会時代から入職し、まる26年が経ちました。5つの事業所で勤務させて頂き、たくさんの利用者さんと触れ合ってくることが出来ました。「職員が楽しくなければ、利用者さんは楽しくない。」という気持ちで、職員も快適に仕事ができるよう、利用者さんも快適に過ごせるように努力してきたつもりです。昨年は自身が節目の年齢となり、体力の低下などが気になるところです。また利用者さんも年齢を重ね、老化や病気などに注意が必要となってきました。まずは健康第一!小さな変化を見逃さず、今年も利用者さんと共に楽しく快適に過ごしていきたいと思います。</div>
<div> </div>
<div>わっしょい所長 守屋 里香</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-12-25T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.41
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=46
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<div style="margin-left: 0.25in;">
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<div><span style="font-size:16px;">今月の特集 選択制確定拠出年金(自助努力型年金積立)</span> </div>
<div> </div>
<div>・日本では1990年以降、30年以上デフレが続いて来ましたが、今年に入って、物価高などからインフレ基調に入っていると思います。インフレ下では、現金は価値が目減りします。インフレ下では、長期的な視点に立った、資産運用の検討が必要と言われている。</div>
<div>・私は、税制優遇措置が施された確定拠出年金は、活用を検討する余地があると考えています。特に「選択制確定拠出年金」に関心を持っています。</div>
<div>
<div style="margin-left:.17in;"> </div>
</div>
</div>
<div>
<div><strong><u>■選択制確定拠出年金とは、財形貯蓄のように希望する人だけが加入する制度です。</u></strong></div>
<div>❶給与の中から上限の55,000円を掛金として積み立てる。 ⇒全部加入</div>
<div>❷給与の中から例えば10,000円を掛け金として積み立てる。⇒一部加入</div>
<div>❸選択制確定拠出年金を加入しない。⇒今まで通り加入しない。</div>
<p>※掛金55,000円(限度額)のうち、掛金は3,000円~55,000円まで1,000円単位で任意に決定できます。</p>
<p>※選択制DCに加入するか否かを自分で決めることができます。</p>
<p>※自らの選択権の中で老後資金を作る長期の時間を得ることができます。</p>
<p> </p>
<p>■選択制確定拠出年金の主なメリット</p>
<p>❶税制の優遇 </p>
<p> 確定拠出年金の拠出金は、3つの税制優遇措置が適用されます。</p>
<p> 1)掛金を拠出したとき ⇒ 所得税非課税・住民税非課税</p>
<p> 2)資産運用で利益が生じたとき ⇒ 運用益非課税</p>
<p> 3)年金ないし一時金で受け取るとき ⇒一時金は退職所得扱い・年金は公的年金等控除</p>
<p> ※退職所得控除例:20年積立では800万円まで非課税で受け取れます。 </p>
<p> </p>
<p>❷社会保険料等の軽減 </p>
<p> 確定拠出年金の拠出金は社会保険料等の算定外の報酬扱い故、社会保険料等自己負担額の軽減を図る事ができます。</p>
<p> ⇒DC掛金相当分だけ算定基礎が減る。</p>
<p> </p>
<p>❸ポータビリティ</p>
<p> 選択制DC(確定拠出年金)は、転職先の企業が企業型DCを実施していなくても、個人型iDeCoで運用を続けることができます。</p>
<p> ※個人型iDeCoと違い、事務手数料等の運営費用は企業が負担します。</p>
<p> </p>
<p>私は投資を勧めているわけではありません。インフレ下で現金の実質的な価値の目減りを防ぎ、ライフプランに役立つ方策を考えている中で、選択制確定拠出年金がありました。この制度に関するみなさんからの質問や感想、意見などをお聴きしたいと思います。</p>
<p> </p>
<p><span style="font-size:16px;">「自閉症の僕が跳び跳ねる理由」</span></p>
<p> </p>
<p> 11月20日にNHKで、「君が僕の息子に教えてくれたこと」というドキュメンタリーが放送されました。東田直樹さんが15歳の時に出版した、「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」(会話のできない中学生がつづる内なる心)という本が、ご自分の息子さんが自閉症である、作家のデイビッド・ミッチェルさんにより翻訳され、イギリス、アメリカ、カナダなどで出版されています。番組では、この翻訳本を読んだ海外の自閉症の方とその親が紹介されていました。国や言葉が違っても、この本を読んで、心が軽くなり、視界が開けたとのことなど、喜びと感謝を語っていました。この本の中から私の心に残った箇所を紹介します。</p>
<p> </p>
<div>22章:「何かをやらされることは嫌いですか?」<br />
ずっと、僕たちを見ていて欲しいのです。見ていてというのは、教えることをあきらめないで下さいということです。どうして見ていてという表現を使ったかというと、見ていてくれるだけでも、僕たちは強くなれるからです。僕たちは見た目では、言っていることを理解しているのかいないのかもわからないし、何度同じことを教えてもできません。そんな僕たちですが、頑張りたい気持ちはみんなと同じなのです。だめだとあきらめられると、とても悲しいです。 僕たちは、自分ひとりでは、どうやればみんなのようにできるか全くわかりません。 どうか、僕たちが努力するのを最後まで手伝ってください。 </div>
<div> </div>
<div>57章: 「どうしてパニックになるのですか?」<br />
僕たちがどうしてパニックになるのか、みんなにはわからないと思います。パニックになる原因にはさまざまなことが考えれますが、環境を整えたり本人にとって不快なことを取り除いたりしても、パニックになることもあるのです。<br />
みんなが僕たちを理解していることのひとつに、僕たちはみんなのような複雑な感情はないと思われていることです。目に見える行動が幼いので、心の中も同じだろうと思われるのです。 僕たちだって、みんなと同じ思いを持っています。上手く話せない分、みんなよりも繊細かもしれません。思い通りにならない体、伝えられない気持ちを抱え、いつも僕らはぎりぎりのところで生きているのです。 気が狂いそうになって、苦しくて苦しくてパニックになることもあります。そんな時には泣かせてください。側で優しく見守ってください。苦しさのあまり自分がわからなくなり、自傷、他傷行為をするのをとめてください。</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-11-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.40
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=45
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<div>
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<div style="margin-left: 0.25in;">
<div>
<div><span style="font-size:16px;">全体研修報告書を読んで</span></div>
<div> </div>
<div> 10月20日に綿貫 愛子氏を講師にお招きして、「私の自閉症の世界~ハッピーでヘルシーでエンパワードな生き方を支える~」と題して、講演をいただきました。提出された、100件の研修報告書を読みました。大変勉強になりました。ありがとうございました。紙面の制約上、報告書のほんの一部を掲載します。</div>
<div> </div>
<div>■研修後、始まりのあいさつで言っていた、「同じ時間・同じ場所でやる意味が少しですが、わかったような気がしました。 あの空間で感じたこと・思ったことをその場で共有することで、新しい発見も見つかることもわかりました。新人研修の時とは違い、同じ部屋のグループの職員さんがいるだけでもまた違った気持ちで研修を受けることができたのはよかったです。</div>
<div> </div>
<div>■研修を受けての感想:専門用語が多く引用されていた内容だったので、報告書を書くにあたって、調べ直しました。特に、「ニューロダイバシティ」という話がよくわからなかったので、調べてみて、ようやっと今回の講義の内容が理解できました。</div>
<div> </div>
<div>■研修の後に、色々と関連した事を調べている内にある先生のわかりやすい例えを見つけた。例えば、スペクトラムを「塩水」だとすると、「薄い塩味」「濃い塩味」等、それぞれ一人一人が違う個性を持っているが、「塩水」と言う点は共通している。つまり同じASDを一括りで診断されても、その人の個性や困りごとや発症した状況は違うということである。この例えは、本当に明快で、ストンと腑に落ちた。 次に「みんな違って、みんないい」という言葉が頭に浮かんだ。私たちができる支援とは何だろう?一人一人丁寧に見ていく支援が大切であり、支援者自身が支援に関する先入観を捨て決まりきった型にはめる事なく、その人の独自の能力や持ち味を生かせるような支援ができれば。障害のある人を変えようとするのではなく、その人を認めて受け入れてくれる人たち・地域。そんな関わりができ、理解が進んで、社会も変わっていけば、「発達障害者=社会にとっては迷惑をかける人」ではなく、「発達障害者=独創的な発想ができるクリエイティブな人にもなり得るのだ。そんな風にも気づきを与えてくれた研修でもあった。</div>
<div> </div>
<div>■利用者と関わり接していく日々の生活において、利用者の立場や視点に立つ中での関わり方という事を第一に考えていかなければと感じた。今後、利用者と関わる中において自分一人の視点だけでなく、職員間で利用者一人一人の姿を共有し認識し合う中で、利用者個々に応じたより良い支援を日々実践に結びつけられるよう心掛けていきたい。</div>
<div> </div>
<div>■今回の研修で学んだことを活かせるようにこれからも利用者さんと関わっていきたいと感じた。色々な支援方法を周りの人と一緒に考えて、少しでも利用者さんが通いやすい環境づくりをしていきたいと考えている。利用者と一緒に自分自身も成長し、色々な知識を身につけていきたい。障害がある人たちの表現の仕方が少数派という表現は良いなと感じた。障害がある人ない人が笑顔で生きていける世界が広がればよいなと感じた。</div>
<div> </div>
<div>■先生は本人の感性や世界観を大切にし、この世界に対処できる、解決できる力を開発することが有効であると仰っていたが、その為には、利用者さん一人一人の行動やコミュニケーションを通して気づいたことを共感し、自信が持てるような支援ができるように職員間で意見を出し合うことが開発することになるだろうと思う。</div>
<div> </div>
<div>■支援をする中で、利用者さんの一つ一つの言動の意味を考える中で、「わからない」(言動の意味、対応の仕方など)ことがあったときは、職員さんに相談をしているのですが、「本人の想い」など、そのほとんどを人伝えでしか聞いたことがないことに気づきました。もう少し、利用者さん自身の発言を私自身が受け取ることも大切だったと反省しました。支援員として働くだけでなく、もう一歩、二歩先を見据えた向き合い方をすることで本当の支援につながるのかなと思いました。</div>
<div> </div>
<div>■研修内容で私の心に残った事は、キャリアパスと個別の(教育)支援計画で、特別支援教育とキャリア教育はリンクする必要があり、「~ができるようになる」は目標ではない。本人のキャリアを踏まえた、目標や課題の設定であること。何につながるか?本人らしくなっているのか?本人のストーりーがあることを忘れてはならないことでした。これは正にB型支援に必要な事だと思いました。先日、“支援とは「支」えて、応「援」すること。やってあげることではありません。”というお話がありました。ここにもつながって来ることでした。利用者さん一人一人を対象に考える事、本当に難しく、それがB型支援なんだ、と思いました。</div>
<div> </div>
<div>■私がぎんなんに異動してきて、言葉がない利用者さんにどのように接して行けばいいか考えた時、3つの事に気を付けて行動していた。❶笑顔であいさつ ❷適度な距離を保つ ❸見ている方向を一緒に見る。 ❶は、どんな仕事でも当たり前のことだと思う。❷は、利用者さんにとっては、初めての人でどんな人なのかわからない不安がある。いきなり話しかけられびっくりしてしまう人もいるし、話しかけられることが苦手な方もいる。まずは、みんなの見える位置に居たり、声掛けをせずに隣に座り、穏やかな表情をし、まずは受け入れていただく事から始めた。❸受け入れてもらった後は、利用者さんが見ている場所や物を一緒に見て、その時の表情や行動を何も言わずに見ていた。利用者さんにはそれぞれの世界があり、どのような世界があるのか知るための行動だった。何気なくやっていた行動だが、先生の話を聞き、やっていたことが間違いではないことがわかったと同時に、支援者である自分の行動に意味があったんだと気づくことができた。自分の支援の中に、なぜこのようなことをしていく必要があるのか・・・言葉にしてうまく説明できないことがあり、先生の話が具体的でわかりやすく利用者さんの行動にも意味があったのだとすっきりした気持ちになれた。</div>
<div> </div>
<div>■私は、送迎の運転手で支援員ではありません。また、支援の勉強もしておりませんので、この度の研修を受けても理解できないと思いましたが、最近、有名人が「発達障害」を告白したり、私の近くにも「発達障害」の診断を受けて、精神科へ通う人がいたりで受講することにしました。思った通り、受講内容はほとんど理解できませんでしたが、綿貫先生の話を聞いて、障害があっても、それ以上の才能を発揮して大活躍されている事に感動いたしました。<br />
同じ「発達障害」と言われた人でも、社会の中で活躍する人と、社会活動に適合できずに精神科の医者に愚痴をこぼすだけの人がいるようです。この差がどこからくるのか少し調べて解った事は、社会で活躍している人の近くには、その人の才能を見出し励ます人がいた、という事ではないでしょうか。障害の有無に係わらず、人の悪い所はすぐに目に付きますが、良い所を見つけるには、人に徹底的に寄り添って好きになる事しかないように思います。</div>
<div> </div>
<div>■今回の綿貫先生の研修を受けて一番考えたことは、「普通とは何か?」ということです。「普通は一般的には~」と使ってしまいがちですが、普通はその人によって違うと感じました。先生は、神経発達症は、障害ではなく神経学的少数派と仰っていました。自分の普通の基準で考えたり、言葉を発したりするのは、相手にとっては当たり前ではないのだと思うと共に、利用者の方に支援する上で気を付けて行かねばならないと思いました。</div>
<div> </div>
<div>■今回、綿貫さんの話を聞いて非常に共感できたことが多かった。特に、「~する事で安心、安定する自己調整」 私自身が普段気持ちを切り替えるために実施している、ルーティン行動があり、不安定な自分にスイッチを入れるための行動で、そのことで安心を得ています。これって自己調整だよねって思いました。私達の行動には、すべて意味がある。と言うのは、そういう事なんだと実感しました。また、行動になるには理由がある。という部分で不安を少しでも解消するためなんだという事がハッキリ分かりました。そして、障害ではなく特性だというお話から、ひょっとして皆が普段、気づかずにやっているクセなどは、自己調整に当たる行動なのではないだろうかと思えました。自身がそう思ったことで安心したのと距離感が縮んだように思え、うれしさを覚えました。共同注意や質問事項現象のお話なども共感できる部分があり、そういう事ってあるよねって思わず呟いている自分がいました。支援者として勿論知識などをこれから勉強していかなくてはいけませんが、これから沢山のことが共感できるのではないかと思います。 利用者さんにも共感の思いが伝わるような支援ができたらうれしいなと思いました。</div>
<div> </div>
<div>■私自身の話になるのですが、性格的に心配性で不安になることも多く、仕事に行くまでのルーティンなどが崩れることを恐れる傾向を持ち合わせています。先の見通しの立たないことにも強い不安を覚えたりします。利用者さんの不安とは比べものにならないと思いますが、利用者さんの中にもルーティンを大切にしている方や見通しをつけてお話をする必要のある方がいらっしゃって、私自身の中では健常者であろうとなかろうとそれは個人個人の中にあるものという認識にたどり着きました。綿貫先生のお話しの中の「私たちの行動にはすべて意味がある」という言葉が印象に残っていて、私の中の大切な言葉になりました。</div>
<div> </div>
<div>■これまでの自閉症支援として、障害を克服し、定型発達の水準を達成することを長らく求め続けてきたという話があった。それは、言い換えれば、定型発達の価値観を強要し、自閉症(ASD)の人たちの自我を殺してきたとも表現できると思う。障害や機能不全は矯正や支援の対象と見てしまいがちだが、必ずしもそうではなく、個々の多様性を尊重した上で、障害当事者自身で自分が受ける支援を選択できる機会を提供することが大切である。我々が利用者さんに提供する「支援」が利用者さんの人生を豊かにできる可能性がある一方、その逆に作用する恐れもあることを忘れずに、自分の仕事が、誰かの人生を背負うかもしれないものだ、という責任感を抱きながら職務に当たりたい。</div>
<div> </div>
<div>~今月のことば~<br />
支援員にも心があります。利用者さん一人一人にも心があります。発語のない利用者さんにも心があることを忘れないようにしたいです。MH</div>
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<div> </div>
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<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
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<div style="margin-left: 0.19in;"><br />
</div>
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2023-10-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.39
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=44
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<div><span style="font-size:16px;">今月の話: 「意思決定支援」について</span></div>
<div>「意思決定支援」について知りたいと思い、研修会(主催:日中連・GH連合)に参加しました。</div>
<div>主題は、「意思決定支援の基本的な考え方」で、副題が「だれもが私の人生の主人公は、私」でした。</div>
<div>
<div>障害の有無に関係なく、誰にとっても、「私が私の人生の主人公であるためには、私のことは私が決める」ことは、当たり前です。 </div>
<div> 支援者は、「本人」(利用者)の意思決定を支援するという極めて重要な役割を担っています。</div>
</div>
<div> </div>
</div>
</div>
</div>
<div>
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<div style="margin-left: 0.25in;">
<div>
<div><u>➊</u>【質問】 <u>講義開始早々、次の質問がありました。</u></div>
<div> 知的障害があり、グループホーム(GH)に暮らすFさんは、ある日突然、「犬を飼いたい」と訴えてきました。Fさんの気持ちを考えた時、<u>あなたの考え方に近いのは、</u><u>①②③のどれですか?</u> ③は、空欄で、埋めてください。</div>
<div>※このGHは、ペットを飼うことを禁止しています。 </div>
<div>① GHでは犬は飼えないことを説明し、説得する。 </div>
<div>② GHにお願いして、犬を飼えるようにしてもらう。</div>
<div>③
<table border="1" cellpadding="1" cellspacing="1" style="width: 300px; border-collapse: separate;">
<tbody>
<tr>
<td> </td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div> </div>
</div>
</div>
<div>
<div>➋ 【回答】 ③の空欄に入るのは、<u>「犬を飼いたい」という真意を探り出して、それに合った対応をする</u>、でした。 </div>
<div> Fさんの場合、③の対応で、解決できたとのこと。実は、Fさんは、ペット犬が欲しかったわけではなく、 GHの敷地内に他人が入ってくるのが怖くて、「番犬」を飼いたいと、訴えていたのです。 その後、GHの入り口に扉をつけて施錠することで、満足して、もう「犬を飼いたい」とは言わなくなったそうです。</div>
<div>※研修会レジメ 厚生労働省 「ご本人らしい生き方にたどり着く意思決定支援のために」(2022年)2頁より</div>
</div>
<div> </div>
<div>
<div>❸【私見】 <u>私が考えたこと</u></div>
<ul class="def_style">
<li style="margin-left: 0.19in;">私は、上記の質問に対して、①に手を挙げました。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">意思決定支援の基本的な考え方は、「本人には決める力がある」 「意思決定に正解がないのが、正解」という前提で、本人と係るとのことでした。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">言葉でうまく表現できないからと言って、本人に意思や思考力がないと決めつけるのではなく、意思を持っていても、それを伝えるのが苦手なのだろう、と考える。 本人の真の思いにたどり着くために、色々と工夫してみる。本人の真意をどこまで導き出せるかは、支援者の技術、技能が必要で、さらに、<u>本人を思い遣る気持ちや支援に対する熱意が必要</u>だと思う。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">私たちは、利用者から発せられる様々な情報(言葉づかい、表情、ふるまい、感情等)を感知・察知するセンサーを身に着け、その感度を高める努力が必要である。支援では、一人の利用者を多面的に理解する必要があり、センサーは、1個ではなく、多様なセンサーが必要になる。従って、多様な支援者がチームで、係わった方がよい。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">また、「意思決定支援に<u>正解がないのが、正解</u>」ならば、一人の支援者が担当するのではなく、チームで行うべきと思う。</li>
</ul>
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
</div>
<div>
<div><span style="font-size:16px;">研修報告書 by UK</span></div>
<div><span style="font-size:16px;">「令和5年社会福祉事業者人権研修Ⅰ」(主催:東京都福祉局生活福祉部)</span></div>
</div>
<div>
<div> 私たちの仕事である障害者支援は、サービスの内容や提供の仕方によっては、利用者さんの権利を侵害する危険がある。利用者さんの生活を大きく変えてしまう仕事である。</div>
<div> 今まで人権研修を受講し、その度に自分の支援について振り返る事が出来た。今回の研修では、人権の他に、社会福祉事業従事者としての心構えについてもお話があり、今後、特に気を付けていきたいことが2点あった。</div>
<div>①自分の価値観を利用者や家族に押し付けない。</div>
<div>②組織の一員としての意識を持ち、コンプライアンスに沿って仕事をする。<br />
①の事例では、「ご自宅から離れた場所で送迎をしている方に対し、大雨が降っていたので大変だと思い、玄関前まで送迎したら、家族からクレームが来た」という内容だった。ご家族は、福祉サービスを利用していることをご近所に知られたくないので、あえて離れた場所で送迎をお願いしていたとのことだ。良かれと思ってやったことが、ただ親切の押し売りになってしまったという事例だ。 <br />
②の事例では、「サービス外の事を頼まれ、一部の職員が実施してしまったことで、ルールに沿ってサービス提供を行っていた職員が、サービス外を断ったら『○○さんはやってくれたのに!』と怒鳴られた。」という内容だった。 人によってサービス提供の内容が違ってしまうと、利用者さんの混乱を招き、要求がエスカレートし、職員の対応が難しくなる負のループが出来てしまう。 </div>
<div> 支援は1人で行うものではなく、チームで行なうものである。新たな要望があった時は職員で情報共有を行い、どう対応していくか協議の上、実施し、変更が必要であればまた協議する。それを繰り返す事で、安定したサービス提供により利用者さんと職員の関係もよくなる。 </div>
<div> 事業所の中には、利用者、ご家族、職員、いろんな立場でたくさんの人がいる。一人一人考えや価値観は違う。その違いを認め合えるような関係を作って行きたい。</div>
<div>※太字は、山川が付記しました。</div>
</div>
<div> </div>
<div>
<div> </div>
<div><u>「支援」とは、「支」えて、応「援」すること。やってあげることではありません。</u></div>
<div><u> 待つのも仕事のうち</u></div>
<div> </div>
<div> </div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"><br />
</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-08-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.38
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=42
1
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<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;">
<div>前号は、社会福祉関連の法律の変遷についてお伝えしました。</div>
<div>固いテーマであったかと思いますので、今回は、近頃、おもしろいと思ったことをまとめてみました。 </div>
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<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<ol>
<li style="margin-left: 0.25in;">
<div>「かけた言葉で子供は育つ」「かけてほしい言葉で子供を育てる」</div>
</li>
</ol>
<div style="margin-left: 0.25in;">
<div>■ NHKラジオ番組で興味深い話を聞きましたので、 ご紹介します。</div>
<ul>
<li style="margin-left: 0.19in;">「ふんわり」という番組の中の「いほこのもやもや相談室」です。人工知能研究者、黒川伊保子さんが脳科学の観点からリスナーの悩みに答えるという番組です。※9月15日(金)午前10時頃放送されました。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">相談者は、男性(41)で、妻(39)と子供3人の5人家族です。相談者の悩みは、妻から子供に対する、「やめろ」「あほ」などの荒い言葉づかい についてでした。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">回答者は、相談者からの相談にいろいろ答えていましたが、私は、次の話に興味を持ちました。</li>
</ul>
<div> 脳科学の観点からは、「かけた言葉で子供は育つ」ということ、「いつかその言葉が子供から返ってくる」とのこと。 例えば、子供に「このあほう』とか「なんでそんなに間抜けなことをしているの」などと言っていると、いつか自分が年老いてきて、身体が動かなくなったときに、多分、その言葉で子供たちに罵倒されることになる」そうです。「いつか言ってもらいたい言葉で子供を育てると本当にそうなる」「かけてほしい言葉で子供を育てる」ことが大切とのことでした。</div>
<div> </div>
<div>■精神科医で、作家の斎藤茂太先生の言葉を思い出しました。「人生から返ってくるのは、いつかあなたが投げた球」自分の身に起こることは、壁に投げたボールが自分に返ってくるように、過去の自分の言動を受け取っています。よいことを増やしたければ、これから投げる球は自分が受け取りたいものにして行くとよいとのことです。</div>
<div> </div>
<div>■感想 回答者の言葉は、親と子の間だけの問題ではなく、対人関係全般に当てはまることだと思います。支援員同士でも、支援員と利用者間でも当てはまることだと思います。私も十分に気を付けようと思います。</div>
<div> </div>
<div>2. <span style="font-size:12px;">ラグビー日本チームのスローガンは、<span style="font-family: DFP太丸ゴシック体N; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; font-variant-alternates: normal; font-variant-position: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">“One Team”</span><span style="font-family: DFP太丸ゴシック体N; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; font-variant-alternates: normal; font-variant-position: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">から“Our Team”へ</span></span></div>
<div> </div>
<div>
<div>■ラグビーのワールドカップが始まりました。コロナ禍突入前の2019年の日本大会では、日本チームのスローガンは、“One Team”でした。今回は、“Our Team”です。</div>
<div> </div>
<div>■全ての選手が一体となって、一つのチームを形づくるのが、“One Team”で、ワンチームになるためには、選手一人一人が、“Our Team” 「私たちチーム」という意識を強く持って、自分たちの力でチームを強くし、戦い抜くことが大事です。</div>
<div> </div>
<div>■感想:私は、「私たちの八王子いちょうの会」を自分たちみんなでよくして行こう!という「全員参加」型の活動をめざしています。</div>
</div>
<div> </div>
<div>3.<span style="font-size:12px;"><span style="font-family: DFP太丸ゴシック体N; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; font-variant-alternates: normal; font-variant-position: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">チームは、メンバーが互いに信じあうことで、とてつもない力を発揮する。</span></span></div>
<div> </div>
<div>
<div>■バスケットボール男子ワールドカップが8月下旬から開催され、日本チームは、1次ラウンドで、フィンランドを破り、順位決定ラウンドで、ベネズエラとカボベルデに勝利し、アジア最上位となって、自力で来年のパリ五輪の出場権を獲得した。1976年のモントリオール大会以来。実に48年ぶりの快挙となった。</div>
<div> </div>
<div>■私は、今まで日本男子チームの試合を見たこともなく、期待もしていなかったが、今大会の試合ぶりにビックリ、あきらめない、粘りがすばらしかった。逆転勝ちで世界ランキング上位のチームを連破した。私は、毎試合興奮し、感動し、すっかりファンになってしまった。</div>
<div> </div>
<div>■ホーバス流 「信じて」 快挙 (読売新聞9月3日)</div>
<ul>
<li>ホーバス監督(東京五輪女子代表の監督で、銀メダルを獲得)が強調し続けた「信じる力」が日本バスケ界に再び勢いをもたらした。就任当初の男子代表は迷いのあるプレーもあったが、試合を重ねるごとに一体感を増した。どんな時もホーバス監督は、「このチームに自信がある」と繰り返した。監督が強調し続けた言葉は、「信じる力」。「目標を決めて、皆が信じた。最後までその気持ちを全員が持っていた。」</li>
<li>「女子もそうだったように男子の選手たちも当初は自信が欠けているように見えた。だからこそ結構しつこく言っているんです。『信じてください、信じて、信じて』って」。</li>
<li>米プロバスケットボール協会(NBA)でプレーする渡辺雄太選手は、「全員が勝てると信じていないと勝てない。ホーバス監督がそれを言ってくれることで、僕たちはいつも再確認できている」と言う。</li>
</ul>
<div> </div>
<div>■感想 私は、日本の選手や試合を観ていて、試合を重ねるごとに、個々の選手もチームも自信が大きくなり、いいプレイができるようになり、勝てたと思います。また、何らかのきっかけやチャンスをつかみ、波に乗れた選手が、代わる代わるヒーローとして現れました。</div>
<div> 感動が沖縄アリーナから日本中に広がったと思います。</div>
「自信」は、自分を信じることであり、チームメイトを信じることです。「他信」と言う言葉はないが、他者から信じてもらっている、信じられているといった実感が自信を深めます。互いに信じあうことで、とてつもない力を引き出すことができる。自信や信頼は関係者一人一人が努力して創り出すものと思います。男子バスケが示してくれました。バスケだけではありません。私たちの日常でも起こっています。</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">◇ アイビーの土・日曜日の日勤者募集!
<div> GHアイビーの土・日の日勤者が足りていません。</div>
<div> ヘルプをお願いします。出勤回数は調整可能です。</div>
<div> ご連絡は、事務局和田さんまでお願いします。</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"><br />
</div>
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</div>
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2023-07-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.37
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=41
1
<div>
<div><span style="font-size:16px;">パート職員さんとの面談について</span></div>
<div>
<div> 5月下旬から7月上旬にかけて、パート職員の皆さんと面談を行いました。今年で4回目になりますが、年々、職員の皆さんが力強くなってきていると感じました。</div>
<div> 特に印象に残ったことは、職員の皆さん一人一人が誠実に利用者に向き合い、真面目に仕事に取り組んでいることです。皆さんの熱意と行動が個々の支援力、そしてチーム力を強くし、事業所、法人全体のパワーアップにつながります。</div>
<div> </div>
<div> </div>
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<div><span style="font-size:16px;"><u>■事前レポートの設定項目</u></span></div>
</div>
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<div>今年は、「仕事の仕方の振り返り」というテーマで、私が日頃仕事をしていく中で重要と考えている、10項目を設定して、皆さんに仕事の仕方を振り返ってもらいました。</div>
<div>【振り返りに関する設定項目10】</div>
<div style="margin-left:.25in;">①明るく、笑顔で、あいさつや声掛け、会話をしているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">②相手の話を聴くようにしているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">③一方的に、自分の考えを主張したり、相手の意見を否定していないか</div>
<div style="margin-left:.25in;">④自分の意見を持ち、会議等で発言しているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑤自主的に知識や技能の向上に励んでいるか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑥支援メニューや業務改善を提案しているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑦チームワークを大事にして、メンバーと協力、連携しているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑧風通しのよい職場づくりに努力しているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑨社会人として、また組織の一員として、規則を守り、節度ある行動をしているか</div>
<div style="margin-left:.25in;">⑩ストレスを溜め込まず、適度に発散し、安定した精神状態をキープしているか</div>
<div>【各項目の特記事項】</div>
<div>①:対人関係上、基本中の基本 ②と③:円滑で気持ちよい対人関係づくりに必要 ④⑤⑥:仕事への取り組み姿勢で自主性や自発性を尊重。⑦⑧:チームワークと風通しの良い職場環境づくりのどちらにも当事者として努力が必要 ⑨:社会人として、職場の構成員としての意識と行動が重要 ⑩:ストレスとどうつきあうか</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:16px;"><u>■事前レポートの回答傾向</u></span></div>
<ul class="def_style">
<li style="margin-left: 0.1in;">10個の設問に対する自己判定なので、他者との比較はしません。</li>
<li style="margin-left: 0.1in;">その回答傾向は、各自の考え方、感じ方、人柄、性格、自己肯定感、対人関係、職場環境等が影響していると考えます。 全体的な傾向としては、項目①②③の評価が高く、④⑤⑥が低くなり、⑦⑧⑨でまた高くなっています。⑩は、性格の違う設問でした。一言で、④⑤⑥が凹んでいます。仕事への取り組み姿勢に関する設問の自己評価が低い傾向になっています。</li>
</ul>
</div>
<div>
<div><span style="font-size:16px;">■自由表記から </span> </div>
</div>
<div>
<div> 事前レポートでは、振り返りに関する補足事項や日頃考えていること、提案、希望、要望、チャレンジしたいことなどを自由に書いてもらいました。その中から、いくつかをご紹介します。</div>
<ul class="def_style">
<li style="margin-left: 0.19in;">10項目のチェックで振り返ると、今ある自分の課題が浮き出るように目に見えたので、効果があるものなんだなと再認識しました。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">「仕事は慣れた?」と聞かれたときに考えることが多々ありました。一日一日、利用者さんの気持ちや体調などが変わっていく中で、『慣れ』って怖いなと感じていました。この利用者さんはこうだ!あれはどうだ!と思っていても、100%そうではないし、やっぱり慣れって、私にはダメだな。 この先、むしろ慣れないようにしようと感じていました。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">3年半実務経験をしたので、これからは、福祉障害者、高齢者)について学ぼうと思う。実務者研修等を受講し、知識を深めることを心掛けたい。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">利用者さんと楽しめることを考えながら活動する。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">利用者さん同士がもっと接し合って活動できる事業所にしたい。利用者さんにその力をつけてほしい。そういう支援をしたい。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">対人関係で一番エネルギーを使っています。お互いの考え方や思いをそれぞれ言える現場でありたいと思っていますが、これがなかなか難しく悩んでいます。</li>
<li style="margin-left: 0.19in;">支援はチームで行うもの、時として耳の痛いことを言い合うこともある。私自身、それで凹むこともあるが、自分の成長の為に真摯に受け止めたいと思っているが、何か言われると責められたと感じる同僚も居て、伝え方を工夫しているが、まだまだ難しいと感じている。</li>
</ul>
</div>
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<div>
<div><span style="font-size: 16px;"><u>■面談の中の会話</u></span></div>
<div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;">
<div> 週1日勤務の職員さんが、「私は週1日ですから」と言いました。私には、やや遠慮気味に、また、控えめに聞こえました。</div>
<div> 私は、「週1日の人は、週5日の人より利用者の変化に気づきやすいこともあるはずですよ。」と答えました。一方、週5日の人は、日々の変化を毎日見るチャンスがあると思います。</div>
<div> 勤務日数が違う人たちがチームを組んで、利用者と付き合い、各々の視点や角度から観察して、気づきを共有して、利用者にとって、バランスの取れた最高の支援を提供できればよいと思います。</div>
<div> 「職員一人一人に、その人ならではの存在価値と役割があります。」と、伝えました。</div>
<div> 「<strong>山は、いろいろなルートから登った方が、</strong></div>
<div><strong>一本の道を登るよりも山全体の景色が見える</strong>」</div>
<div> ~あるお笑い芸人「有吉の壁」6.28放送より</div>
<div> </div>
<div> </div>
</div>
</div>
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</div>
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<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"><br />
</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-06-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.36
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=40
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<div><strong>おかげ様で「理事長だより」3周年</strong></div>
<div>「理事長だより」を発行して丸3年が経ちました。これを始めたきっかけは、理事長になってから1年が経ったとき、皆さんに私のことを知ってもらうには、まずは、私の方から皆さんに、私が考えていることや感じたことなどをオープンにお伝えした方がよかろうと思ったからです。いざ、始めてみると、やめられなくなってしまい、毎回、何について書こうかと頭を捻っていますが、自分の考えをまとめて、文章にする訓練ができることはよいことだと思います。くれぐれも自己満足にならぬよう、みなさんからご意見やご感想をいただければ、ありがたいです。皆さんにとって、何かの足しになれば、うれしいです。今月もいくつかお伝えしたいと思います。</div>
<div> </div>
<div><strong>今、考えていること</strong></div>
<div>
<div>八王子いちょうの会の起源は、60年前に発足した、「八王子市手をつなぐ親の会」に遡ります。当会は、八王子市の障害者向け福祉行政においてパイオニア的存在であり、八王子市の中では、「老舗」の部類に入ると言えましょう。</div>
<div> 社会福祉関連法制や福祉制度の改革、それに伴って福祉行政も変遷してきました。近年、福祉業界への参入業者の増加、業者間の競合、他業者との差別化、利用者による通所先等の選択など、当法人を取り巻く環境は、変貌を遂げています。</div>
<div> 現在、私たちは、生活介護分野:東浅川、みらい、虹、ぎんなん、多機能型:ゆぎ、就労継続支援B型:そら、共同生活援助:アイビー、わっしょい、短期入所:ふふふ、加えて、移動支援を行っています。</div>
<div> <u>私たちの</u><u>社会的な使命</u><u>は、</u><u>当法人が存続し、利用者</u><u>にとって最良の</u><u>支援サービスを</u><u>提供し続ける</u><u>ことです。</u></div>
<div> そのためには、健全経営はもちろんのこと、現在の事業基盤をより一層強固にするとともに、既存の事業を補完し、相乗効果を発揮できる新規事業分野を開拓する必要があると考えます。 </div>
<div> 具体的には、現行の事業と関連性のある事業分野として、相談支援、行動援護、重度訪問介護等に関心があります。これらの事業に関する調査、情報収集、事業化計画、専門事業者との連携など新規事業としての実現可能性を検討してみたいと思います。</div>
<div> 特に相談支援事業に関しては、相談事業所開設に関して、調査や情報収集などの準備を始めたいと考えています。</div>
</div>
<div> </div>
<div><strong>自己啓発活動の第1回結果発表</strong></div>
<div>
<div> 昨年11月から、「自己啓発活動に対する報奨金に関する規程」が適用になり、夏季賞与時に報奨金が支給されました。</div>
<div>[該当者]</div>
<div>✹「行動援護従事者養成研修課程」修了</div>
<div> ・XX さん </div>
<div> ・YY さん </div>
<div>✹「重度訪問介護従事者養成研修統合課程」 </div>
<div> 修了 </div>
<div> ・XX さん </div>
<div> ・YY さん </div>
<div>***********************************</div>
<div>※「行動援護」と「重度訪問介護」は、今後、法人の新規事業分野として関心を持っています。</div>
<div>今回、グループホームからの二人が両方の研修課程を同時に修了されました。すばらしいしです。 </div>
<div> </div>
<div>
<div><strong>自己啓発対象に「実務者研修」を追加</strong></div>
</div>
</div>
<div>
<div>「実務者研修」※を自己啓発活動の対象に追加し、終了者に、報奨金、 万円を一時金として直近の賞与時に支給します。</div>
<div> ※東京都知事の指定を受けて行う社会福祉</div>
<div> 士及び介護福祉士法に基づく実務者研修 </div>
<div>[該当者]</div>
<div> ・XX さん </div>
<div> ・YY さん </div>
<div> ・ZZ さん</div>
<div>***********************************</div>
<div>※実務者研修もグループホームから3人の方が</div>
<div> 終了されました。頑張ってますね!</div>
<div> </div>
<div>
<div>■自己啓発活動の対象となる研修等は、上記に限定していません。対象になるか否かは、事前に判定しますので、受講前に、所長または事務局にご確認ください。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 12pt; font-family: "UD デジタル 教科書体 N-B"; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; font-variant-alternates: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">今月の一言</span></div>
<div>
<div>あいさつは、「<u>語先後礼</u>」</div>
<div>ポイントは4つ。</div>
<div>①声のトーンや表情を「<u>明るく</u>」し、好意を示す。②気が向いた時だけではなく「<u>いつも</u>」行う。</div>
<div>③自分から「<u>先に</u>」声をかけることで、気持ちよく会話にもつなげられる。④そして会話を「<u>続ける</u>」 ※「現代礼法</div>
<div>研究所」岩下宣子氏</div>
(2023.4.28 読売新聞)</div>
</div>
</div>
<div> </div>
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<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-05-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.35
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=39
1
<div><strong>今期の委員会活動がスタートしました</strong></div>
<div>
<div>4月より今年度の委員会活動として、☆防災・防犯委員会、☆広報委員会、☆ワークサポート委員会がスタートしました。</div>
<div> 今年も委員会活動を積極的に推進したいと思います。そして、推進するのは、職員の皆さんです。</div>
<ol class="def_style">
<li>私は、委員会活動は、「自主活動」と考えています。この自主活動を通じて、職員の自主性(自分で考え、自分から進んで動く)、協調性(チームワーク)が強化されることを期待しています。委員は原則、立候補制で募集しています。これも自主性を高めたいからです。「私がやります」と、手を挙げてもらいたいです。また、非常勤の方にも委員になってもらいたいと思います。昨年は、広報でXXさん、防災・防犯でYYさんが委員長に立候補して、先輩の委員にも支えられて、委員長を務めました。この二人を始め、委員会活動を通じて、自信をつけて、活発になった委員がいます。 すばらしいことです。</li>
<li>委員会活動は、法人にとって必要かつ重要な業務課題を全事業所が協力・連携して取り組んでいます。委員だけの委員会活動ではありません。皆さんが参加する、「全員参加」の活動です。他事業所の職員との交流の機会も増えます。</li>
<li>委員を紹介します。 </li>
</ol>
<div>
<ul class="def_style">
<li>防災・防犯: 災害や犯罪から利用者・職員を守る委員会です。 </li>
<li>広報: 利用者、保護者、職員、関係団体等に、八王子いちょうの会のことを知ってもらう委員会です。(以下省略)</li>
<li>ワークサポート: ワーク(仕事)をサポート(支える)する委員会です。仕事の悩みや困っていること、知りたいことなどをみんなで「ああでもないこうでもない」と話し合って、息抜きしながら、改善策を見つける委員会です。(以下省略)</li>
</ul>
</div>
</div>
<div>
<div>5月20日に八王子駅放射線通りで、福祉まつりが開催されました。ZZさんが実行委員長として、がんばっていました。いちょうの会からは、東浅川が出店し、日頃の創作活動の作品を販売しました。売れ行きも大変好調で、よかったです。参加された職員の皆さん、ご苦労様でした。おかげさまで、来店された方々と何年かぶりにお会いして、話ができて楽しかったです。</div>
<div>来年は他の事業所の出店を期待したいと思います。</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong>サイボウズを導入、使ってください</strong></div>
<div>
<div>4月から事業所毎に「サイボウズ」の職員用<u>ⅠD</u>と<u>PW</u>を配布しましたので、使用できます。是非、ログインしてみてください。</div>
<div> サイボウズでは、次のようなことができます。</div>
<div>☆法人内でのメールの送受信、☆各種文書の保存と閲覧、☆掲示板に連絡事項や外部研修案内等の掲示、☆スケジュールで行事の確認・調整など、皆さんの仕事に役立ちます。また、☆支援に関するテーマを設定して、事業所内で意見の書き込みや情報の共有ができます。</div>
<div> 私は、サイボウズを熟知しているわけではありませんが、いろいろな活用の仕方があることは確かです。みなさんもサイボウズを使って、「こんなこともできる」「こんなに便利になった」など、活用の仕方を教えてください。</div>
<div>※サイボウズに関するお問い合わせは、所長・副所長、または、システム管理者の AAさんとBBさんまで</div>
<div> </div>
<div><strong>「頭が固い、柔らかい」 について</strong></div>
<div>
<div>■「あの人は、頭が固い」は、どんな時に使いますか? </div>
<div> 頑固者、融通が利かない、人の話を聴かない・・・・・、 </div>
<div> 否定的な意味合いが多いようです。</div>
<div>■<u>頭が固い、柔らかいについて</u>考えてみたいと思います。但し、どちらが良いとか悪いとかということではありません。</div>
<div>■まずは、「石」と「スポンジ」に水をかけるとしましょう。石は、水をはじき、スポンジは、水を吸い込みます。 石を固い頭、スポンジを柔らかい頭に例え、水を情報に置き換えてみますと、石頭は、情報を遮断し、柔らか頭は、情報を吸収すると言えましょう。 </div>
<div>■ひとまず私自身の頭の固さは棚に上げて、<u>頭の固い人の対人関係</u>について考えてみます。 </div>
<div> あくまでも一般論ですが、頭の固い人は、固定観念や先入観が強く、自分と違う意見や考え方を受け入れず、否定する傾向があります。 一方的に自己主張し、自説を曲げず、相手との歩み寄りもしないで、否定していたら、良好な対人関係は期待できません。</div>
<div>■「頭に血が上る」、「頭に来る」、また、カッとなったときは、頭が固まっています。そのようなときは、一瞬でもいいので、「自分の頭の固さ度合は、温度に換算して、0℃~100℃の間で、何℃度位だろうか?」と考えるとよいと思います。100℃は、何も周りが見えない、虐待にもつながりかねない、「超ヤバい」状態です。</div>
<div>■<u>対人関係は、相手がいることです。</u> </div>
<div> 相手の気持ちも考えずに、自分の体験に固執し、自慢し、自説を押し付けているときも、「石頭状態」でしょう。 </div>
<div> ☆自分の言動を相手はどう受け止めているだろうか? </div>
<div> ☆自分も言うけど、相手の言い分も聞こうじゃないか!</div>
<div> といった柔らか頭が必要だと思います。</div>
<div>以上、自戒の念をもって!</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>
<div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
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2023-04-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.34
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=38
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span></strong>読売新聞の「編集手帳」に、<u>チームワーク</u>に関する記載がありました。</div>
<div> 納得しましたのでご紹介します。今月は、<u>チームワーク</u>について考えてみます。</div>
<div> </div>
<div> 英単語のチームは古代、「家族、子」といった意味があった。そこから現在の意にいたったそうだが、プロ野球の名将・野村克也氏が選手らに言い聞かせた語源はなかなか説得力がある。 </div>
<div>◆TEAM、これすなわち、Together(一緒に)Everyone(みんなで) Achievement(達成する)More(より多くのこと)ーーの頭文字を並べたものだという。どんな団結力をみせるのか、侍ジャパンの戦いが始まる。</div>
<div>◆WBCの初戦、中国との試合に大谷翔平選手の先発が発表された。「世界一」という目標に向けて、しばらくはワクワクのしどおしかもしれない。</div>
<div>◆どれだけ優れた選手がいても勝てない。個人の力にチームワークがかけ算されなければ・・・というのが、野村さんの「TEAM論」なのだそうである。どんなかけ算が見られるだろう。思えば、昨秋のサッカー・ワールドカップ(W杯)からチームスポーツの祭典が目白押しである。 (以下省略)</div>
<div style="text-align: right;">読売新聞「編集手帳」2023年3月9日)より</div>
<div>
<div> </div>
<div> 【 WBC の感想】 </div>
<div>
<div style="margin-left: 0.19in;">私は、侍ジャパンを過小評価していたようです。 WBCで、日本が優勝し、世界一になるとは、想っていませんでした。だから日本が勝ち進むに従い、WBCにすっかりはまりました。ワクワクドキドキの連続で、楽しめました。</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.19in;">◆侍ジャパンがすばらしいチームだと思ったことの中からいくつかを特記します</div>
<ol>
<li style="margin-left: 0.25in;">ダルビッシュ選手は、コーチさながら、若手投手陣に自分の投球ノウハウを惜しげもなく伝授しました。大谷選手は、闘志を前面に出し、チームメートを鼓舞しました。若手は、一流プレーヤの技術を積極的に吸収しようと努力していました。選手同士が交流し合って、良好な人間関係ができあがり、チームとして完成して行ったように思います。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">代表選手は、皆、超一流で、各々が異なる役割を持っていました。個々のパワーをチームワークで結集し、チームのパワーを最大限発揮できたと思います。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">毎試合スタメンで出場した選手もいれば、出場機会が少なかった選手もいました。チームは先発メンバーだけでは成り立ちません。どの選手もチームに必要です。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">全ての選手、監督、コーチ陣が世界一になるという共通の目標に向かってベクトルを合わせることができました。</li>
</ol>
<div style="margin-left: 0.25in;">◆侍ジャパンのチームワークは、世界一です。各々の選手が、自分たちの日本チームから離れることがさびしい、もっと一緒にプレイしていたいと言っていたのが、印象的でした。</div>
<div style="margin-left: 0.29in;">
<div style="margin-left: 0.19in;"> </div>
</div>
</div>
</div>
<div>
<div style="margin-left: 0.19in;">【支援とチームワーク】</div>
<div style="margin-left: 0.19in;">
<div style="margin-left: 0.19in;">◆我々の仕事である支援とチームワークは、ど のような関係にあるのでしょうか?</div>
<ol class="def_style">
<li style="margin-left: 0.25in;">支援チームの目的は、何でしょうか? 利用者に最高のサービスを提供することだと思います。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">個々の支援員が持っているパワー(考え方、知識、経験、技能、特性など)を結集して、チームワークで支援チームのパワーを最大限、発揮すること。さらに、個々の支援員もチームも日々進歩し、向上することが重要です。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">チームワークを高めるには、チームメンバーが互いに理解し合い、信頼し合い、意思疎通を深め、努力を惜しまず、技能・技術を高め合うことが肝要だと思います。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">支援の仕事を通じて、人として成長できた、このチームに入って良かった、と思えたら最高です。大事なことは、一人一人が、自分たちで、自分たちのチームをよくしようと努力し続けることです。</li>
<li style="margin-left: 0.25in;">野村監督の言う、“TEAM”です。支援チームのみんなが、一緒に、より多くのことを達成するために、力を合わせる。互いに思いやる気持ちを大切にしたいです。</li>
</ol>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">追記 </div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> 人は、一人では生きては行けません。故に、利己主義に走らず、「利他の心」を持って、他の人と協調・協力し合いながら生きて行きなさいと、言われます。とは言え、とかく自分の都合やエゴを優先しがちです。</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> 人間関係は、煩わしいし、面倒くさい。そして、自分一人なら、周りに気兼ねしなくてもいい。だから、一人でいる方がいい。ときには、一人旅や「ソロ活」もいいと思うことでしょう。でも、ずっと一人では、寂しいし、味気ないし、つまらないし、・・・人恋しくなることもあるでしょう。</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> 一人でできることは限られます。仲間といっしょにやれば、可能性が格段に広がります。仲間との連帯感や達成感、そして喜びや感動も味わえるでしょう。</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> 人間関係では、ストレスゼロはありません。</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> でもストレスを減らすことはできます。互いにストレスを減らす努力を続けることです。</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div style="margin-left: 0.25in;"> </div>
<div style="margin-left: 0.25in;">理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
<div style="margin-left:.19in;">
<div style="margin-left:.29in;">
<div style="margin-left:.19in;"> </div>
</div>
</div>
</div>
-
text/html
2023-03-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.33
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=37
1
<div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span></strong>八王子の桜の開花日は、3月16日で、満開予想日は、24日とのこと。</div>
<div>満開はうれしいですが、その後は散ってしまうので、今か今かと満開を待っている今が好きです。</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span></strong>当法人の基本理念として、「<strong>愛する幸せ 愛される幸せ</strong>」を掲げています。支援員と利用者の関係、支援の好循環、正のスパイラルについて、力点が置かれています。この言葉は、職員同士、友人など対人関係全般にも通じます。日々の支援活動の基本を共有するために、是非、職場でこの基本理念について話し合ってください。</div>
<div> 私が30代の頃に出会った、同年代の友人が、当時、「<strong>思わば、思わるる</strong>」と言っていました。こちらが相手のことを思いやれば、相手もこちらを思ってくれる、といった意味でした。彼がいると場が和み、笑い声が絶えませんでした。彼の周りには人間関係の好循環ができていました。人間関係の達人だと思いました。</div>
<div>私は、この「<strong>思わば、思わるる</strong>」は、「<strong>愛する幸せ 愛される幸せ</strong>」に通じるものがあると思います。</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span></strong>3月31日で、2022年度が終了します。閉所、クラスター発生などなどコロナ禍に明け暮れた</div>
<div>1年間でしたが、みなさんご苦労様でした。</div>
<div> 4月1日から2023年度(第14期)が始まります。この機会に、当法人の経営について、私が考えていることを皆さんにお伝えします。 </div>
<div> </div>
<div><strong>1.経営理念</strong> </div>
<div> ※当法人を経営する上での根本的な考え方</div>
<div> <strong>全職員の物心両面の幸福を追求し、</strong></div>
<div><strong>一、利用者に最善の福祉サービスを提供します。</strong></div>
<div><strong>一、地域社会の一員として、福祉の増進に貢献 </strong></div>
<div><strong> します。</strong></div>
<div> 全職員の物心両面の幸福の追求とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事での自己実現を通して、生きがいや働きがいといった人としての心の豊かさを求めて行くものです。</div>
<div> 職員一人一人が心身ともに安定した状態で、利用者にとって最善の支援を提供することを目指します。利用者が幸福になるには、まずは、支援員が幸福であることが前提と考えます。</div>
<div> ここで重要なことは、幸福は、誰かが与えてくれるのを待つのではなく、自分たちの手でつかむことです。 </div>
<div> 職員一人一人の自主性、自発性、向上心、創意工夫、熱意などが重要です。 </div>
<div> チームワークを大切にして、全員参加型の経営を目指します。</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong> 2.事業方針</strong></div>
<div> ※当法人を経営する上での事業方針</div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>健全経営を実現します。</strong></div>
<div style="margin-left: 0.18in;">•職員の物心両面の幸福を実現するために、</div>
<div style="margin-left: 0.1in;"> 健全経営を実現することが前提です。</div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>利用者に選ばれ続ける事業所になります。</strong></div>
<div> • 利用者に、福祉サービスを提供し続けるために、 当法人は利用者に選ばれ、存続することが前提です。</div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>チームワークを高め、風通しのよい職場を つくります。</strong></div>
<div> • 支援は一人ではできない。チーム力は「職場力」です。</div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>自分たちの職場は、自分たちで良くします。</strong></div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>仕事を通じて、人として成長します。</strong></div>
<div> • 私たちの仕事は、人として成長させてくれます。</div>
<div style="margin-left:.09in;"> </div>
<div style="margin-left:.09in;"> </div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong>3.今期の重点課題</strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"> ※今期、重点的に取り組みたい課題</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span></strong><strong>利用者の満足度アップ </strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•支援力の強化(支援に関する考え方、必要な知識、技能の向上)</div>
<div style="margin-left:.18in;">•支援サービスメニューの創意工夫と充実</div>
<div style="margin-left:.18in;">•個別支援計画の品質向上</div>
<div style="margin-left:.18in;">•整理整頓により、活動スペースの有効かつ安全活用</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>チーム力の強化と職場環境の改善</strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•互いに尊重し合い、風通しがよく、快適な職場</div>
<div style="margin-left:.18in;">•アイディアや意見をj自由に出し合い、一旦決まったら、全員で快く実行する職場</div>
<div style="margin-left:.18in;">•委員会活動や各種行事への積極的な参加</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>人的パワー強化</strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•事業所間の交流</div>
<div style="margin-left:.18in;">•個々人の自主性、自発性尊重と自己啓発の促進</div>
<div style="margin-left:.18in;">•法人内の研修や講習等の充実と外部研修の活用</div>
<div style="margin-left:.18in;">•人事制度の検討開始</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>利用者および保護者の高齢化への対応</strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•早期対応~保護者等との相談、対策実行</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>資金収支差額黒字キープ</strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•事業所の資金収支黒字キープが健全経営の前提</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;"> ◇</span>相談支援事業の立ち上げの検討</strong></div>
<div style="margin-left:.18in;">•利用者ニーズへの対応と福祉サービスメニューの拡充</div>
<div style="margin-left:.09in;"> </div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong>4.中長期の検討課題 </strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"> ※3年~5年のスパンで見たときの検討課題</div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span> 事業所の改装、改築、新築</strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span>新規サービスの立ち上げ</strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span> 他法人との連携</strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"><strong><span style="font-size: 16px;">◇</span> 人事制度の立ち上げ(人事評価制度、</strong><strong>キャリアパス制度、給与制度) </strong></div>
<div style="margin-left:.09in;"> </div>
<div style="margin-left:.09in;">
<div>〈今月のことば〉</div>
<div><strong>「愛し、愛されること」がよき人生につながります。</strong></div>
<div>「他人に寄り添って、喜びや悲しみを分け合うことで、心豊かに生きて行くことができると思います。</div>
<div> ※日野原重明著「『長生き人生』の優先順位」</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
<div style="text-align: center;"> </div>
<div style="text-align: center;"> </div>
<div><span style="text-align: left;"> 社会福祉法人 八王子いちょうの会</span></div>
<div style="text-align: center;"> </div>
</div>
<div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
</div>
-
text/html
2023-01-25T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.31
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=36
1
<div>
<div style="text-align: center;"><strong><span style="font-size:20px;">Happy New Year 2023</span></strong></div>
<div style="text-align: center;"><strong><span style="font-size:20px;">旧年中は、大変お世話になりました</span></strong></div>
<div style="text-align: center;"><strong><span style="font-size:20px;">本年もどうぞ宜しくお願い致します</span></strong></div>
<div> </div>
<div>
<div><span style="font-size: 16px;"> </span>イソップ物語に「ウサギとカメ」の話があります。「なぜ、足の速いウサギが、ノロノロ歩くカメに追い抜かれたのか?」</div>
<div> それは、ウサギが、「カメになんかに負けるわけがない」と高を括り、油断してうたた寝したからだ、と思っていました。</div>
<div> 今回、読み返してみて、ウサギは、単に油断したわけではなく、スタートから飛び跳ね過ぎて、疲れ果て、カメと競争していることも忘れて、長時間、泥のように眠ってしまったのではないか、と想いました。</div>
<div>
<div>さらなる邪推ですが、目が覚めた後、ウサギは、爽快で幸せな気分になり、カメに負けたことさえも気にならなかったのでは・・・。</div>
<div> ウサギは、一休みしてよかったし、カメに圧勝しなくてよかったと、思います。</div>
<div> 「うさぎ年」(今年6回目)の私も、疲れたときには、ゆっくり休めばいい。疲れないように「カメ」との競争も慎もう。</div>
</div>
</div>
<div> </div>
</div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">◇新年健康第一歩 「老人歩き」</span></strong></div>
<div>
<div>若いのに「老人歩き」する人が多いとのことです。</div>
<div>
<div><u>「老人歩き」の特徴</u></div>
<div style="margin-left:.25in;">①体重移動がうまくできず、ベタベタ歩く「むくみ」歩き</div>
<div style="margin-left:.25in;">②上半身が揺れる「体幹ブレブレ」歩き</div>
<div style="margin-left:.25in;">③腕の振り方が左右違っていて、ほとんど腕を振らない </div>
<div> 「肩こり」歩き</div>
<div> ④ 猫背で、首に負担をかける「ストレートネック」歩き</div>
<div> ⑤ 左右の高さが違う「歪み」歩き</div>
<div> ⑥ つま先が上がらず、歩幅が狭い「すり足」歩き</div>
<div> </div>
<div>
<div><u>正しく歩くための足裏や足首、骨盤のチェック</u></div>
<div style="margin-left:.25in;">①目をつぶって片足立ちで立ってみてください。最低でも1分間、体を支えられたら足の裏の準備はできています。左右両方の足でやってみてください。</div>
<div style="margin-left:.25in;">②左足を真っすぐ前に向けて立ち、その真ん前に右足をくっつけて立ってください。1本の線上に左右の足をつなげて立っている状態。立てたら左右を見るように目だけでなく、頭をキョロキョロと振ってみてください。ブレずに立っていられたら、(中略)安定した歩き方に必須の筋肉がちゃんと働いています。</div>
<div style="margin-left:.25in;">③両足を揃えてしゃがんでください。次にしゃがんだまま</div>
<div> 1分程度体を揺らしてみてください。尻もちをつかずに</div>
<div> できれば、ふくらはぎと足首の連携もできています。</div>
<div> </div>
<div> 心配な方は、(山川)までご一報ください。</div>
<div>
<div> 若いのに『老人歩き』する人が全身不調になる訳」</div>
<div> 東洋経済オンライン 2019.12.10</div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">◇<span style="font-family: DFG太丸ゴシック体N; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">新年に届けたいメッセージ 1</span><span style="font-family: DFG太丸ゴシック体N; font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">2</span></span></strong></div>
<div>
<div><span style="font-size:12px;"> 新しい一年の始まりに、心に留めておこう</span>と思った言葉をまとめてみました。</div>
</div>
</div>
<div>
<div>〈1月〉 大事なのは、今までのあなたじゃなく、</div>
<div> これからのあなた。 </div>
<div style="text-align: right;"> エラ・フィッツジェラルド[ジャズシンガー]</div>
<div>〈2月〉 自分を元気づける一番の方法は、</div>
<div> 誰かほかの人を元気づけること</div>
<div> マーク・トウェイン[作家「トムソーヤーの冒険]〈3月〉 一度ニッコリする習慣をつけてみなさい。</div>
<div> きっといいことがあるはず。</div>
<div style="text-align: right;"> デール・カーネギー [教育者]</div>
<div>〈4月〉 三流は、人の話を聞かない。</div>
<div> 二流は、人の話を聞く。</div>
<div> 一流は、人の話を聞いて、実行する。</div>
<div> 超一流は、人の話を聞いて工夫する。</div>
<div style="text-align: right;"> 羽生善治[プロ棋士]</div>
<div>〈5月〉 ミュンヘンでミュージシャンを雇い、演奏</div>
<div> を指示したが、ダメだ。 (彼らはオレの)</div>
<div> 言いなりだ。 反対意見も出なきゃ、</div>
<div> リライトも、不満顔もなし。</div>
<div> 君らが必要だ、君らも僕が必要だ。</div>
<div style="text-align: right;">QUEENフレッド・マ―キュリーがメンバー3人に言った。</div>
<div>〈6月〉 自分は一人でやるよりも、他人の助けを</div>
<div> 借りる方がよりよい仕事ができると</div>
<div> 悟ったとき、 人は偉大な成長を遂げる。</div>
<div style="text-align: right;"> デール・カーネギー [教育者]</div>
<div>〈7月〉 他に与えるよろこびは、反射の作用</div>
<div> に似ている。それは、一層輝きを増して</div>
<div> あなたに戻ってくるだろう。 </div>
<div style="text-align: right;"> ヴィクトル・ユゴー[詩人]</div>
<div>〈8月〉 人々のために曲を書くときの方が、</div>
<div> そうでないときよりも、ずっと美しい曲を</div>
<div> 書くことができる。 </div>
<div style="text-align: right;">べ―トーベン[作曲家]</div>
<div>〈9月〉 目の前にある現実だけを見て、幸福だ</div>
<div> とか、不幸だとかを判断してはいけない。</div>
<div> そのときは、不幸だったと思っていたこと </div>
<div> が、後で考えてみると、より大きな幸福の</div>
<div> ために必要だったということがよくあるの。</div>
<div style="text-align: right;"> フジ子・ヘミング[ピアニスト]</div>
<div>〈10月〉 長い階段をのぼる時、その階段の全て</div>
<div> が見えなくても良いのです。大事なのは、</div>
<div> 目の前にある一段をのぼることです。</div>
<div style="text-align: right;"> デールマーティン・ルーサー・キング[牧師]</div>
<div>〈11月〉 うつむいたままでは、虹は見つからない。</div>
<div style="text-align: right;"> チャーリー・チャップリン[俳優・映画監督]</div>
<div>〈12月〉 明日描く絵が一番美しい</div>
<div style="text-align: right;"> パブロ・ピカソ[画家]</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
<div> </div>
<div>
<div>
<div>
<div>
<div>
<div>
<div>
<div> </div>
<div> 社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
-
text/html
2022-12-25T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.30
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=35
1
<div><span style="font-size:16px;">◇<strong>心に残った新聞記事</strong> </span></div>
<div>
<div> サッカーワールドカップで、ドイツとスペイン戦は日本が負けると思ったので、見ませんでした。コスタリカとクロアチア戦は、見たら負けました。</div>
<div> 決勝は、アルゼンチンがPK戦を制して、見事優勝しました。大変に見ごたえのある試合でした。</div>
<div><strong>日本代表ゴールキーパーの権田選手に関する記事(12月6日読売新聞)をご紹介します。</strong></div>
<div> </div>
<div>★<u><span style="font-size:12px;">権田「心のけが」越え</span></u></div>
<div>
<div> 2015年夏、絶対に弱音を吐かない、権田選手が、思いつめたように、ある信頼する友人に、「サッカーするのがしんどい。やめようと思う」とに打ち明けた。当時所属先のFC東京は、同選手がオーバートレーニング症候群になったと発表していた。練習のし過ぎで成績不振に陥ったり、心身に不調をきたしたりする症状だ。</div>
<div> 14年のブラジルW杯にも選ばれた期待の若手だった。・・・・・そこでは、サブの立場。招集されたGKのうち、唯一ベンチ外だった試合もある。 この年、権田選手はJ1の舞台に戻れず、翌年以降はオーストリア3部のクラブなどにも所属。18年の前回ロシア大会には代表に選ばれなかった。プレーができない時期もあり、結果を冷静に受け止めたが、悔しさもこみ上げた。</div>
<div> 代表に戻るーー。この思いを胸にJリーグなどで活躍。今回、日本の選手として初めて2大会ぶりのメンバー入りを果たした。 </div>
<div> 代表選出後の記者会見で、<strong>自らの症状を「心のけが」と表現し、「色々なことがあって、色々なところで色々な人の支えがあって、この場にいる」</strong>と話した。 </div>
<div> クロアチア戦の後、<strong>「前に進み続けていることは間違いない。自信を持ってこれからもやっていく」</strong>と言った。自らを見つめることで復活した守護神は、これからも輝き続けるはずだ。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:16px;">◇<strong>「老化制御」に役立つクイズ pha:100.0%'>権田「心のけが」越え</strong></span></div>
<div>
<div>★クイズに応募して、お米を当てましょう!</div>
<div>【問題】 新聞記事の中にある10個の( )内に数字や文字を埋めてください。</div>
<div>※文中に答えのヒントがあります。</div>
<div>※正解者には、<u>抽選</u>で、<u>10名にお米2㎏を進呈</u>。</div>
<div>※回答は、本部事務局(和田)まで送ってください。</div>
<div> ①ファックス:042-673-8054</div>
<div> ②メール:<u><a href="mailto:info@ichounokai.or.jp">info@ichounokai.or.jp</a></u></div>
<div> ③ショートメッセージ:080-7395-3075</div>
<div>※回答受付期限:<u>12</u><u>月</u><u>2</u><u>7日(火)18:00まで</u></div>
<div>※お名前と所属事業所を明記してください。</div>
<div> </div>
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<div>来年も皆さんが若々しく元気に過ごせますように、新聞記事を紹介します</div>
<div> </div>
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<div>★ 伊賀瀬道也氏(愛媛大学病院抗加齢医学教授) による、「食と運動で老化制御」に関する講演の 新聞記事です。 (読売新聞2022年12月2日)</div>
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</div>
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</div>
<div>
<div>♦人生( ❶ )年時代が到来する中で、女性の平均寿命は、88歳に到達しようとしていますが、( ❷ )は75歳程度。男性の( ❸ )は81歳を超えていますが、健康寿命は、73歳程度です。この差を縮めていくことが重要になっています。</div>
<div> </div>
<div>♦日本人の死因の第1位は、( ❹ )で、第2位が心疾患ですが、第3位は、老衰になります。明らかな病気ではなく、生理的な老化による死亡です。</div>
<div> 2025年には、高齢者の5人に1人が( ❺ )になると言われています。薬の開発は進んでいますが、進行を遅らせる薬はあっても、根本の治療は実現できていません。</div>
<div> </div>
<div>♦そこでしなければいけないのが、( ❻ )の老化予防です。認知症、特にアルツハイマー型では、脳内タンパク質がたまる現象が見られます。血管が元気であれば、体の外に排出できると考えます。</div>
<div> </div>
<div>♦一方で、認知症になる前の軽度認知障(MCI)を知っていただきたいです。物忘れはあるけれども、日常生活には支障がない状態です。放っておくと、年間10人に1人ぐらいが認知症になってしまいます。 認知症になる手前の段階であれば、人と話をしたり、外に出て運動したり、認知症に至るスピードを非常に遅らせられます。従って、早期の発見が大事です。</div>
<div>認知症のリスクは、早ければ早い方がいいかもしれませんが、40~50歳ぐらいがキーポイントです。</div>
<div> </div>
<div>♦老化を抑える極意に( ❼ )があります。握力は、</div>
<div>寿命の指標になることがわかっていて、握力が5kg低下するごとに脳卒中の危険度が9%上がる、あるいは、心筋梗塞もリスクが7%上がります。グーパー運動や雑巾絞りのような動作で鍛えられます。</div>
<div> </div>
<div>♦開眼( ❽ )検査というのもあります。目を開けて、両手を楽にして体に沿った状態で下ろし、左右どちらかの足で何秒立てるかを測ります。平均では、50秒程度ですが、軽度認知障害の方は、40秒程度、認知症の方は、20秒未満です。特に、近年のデータでは、10秒立てない方は要注意だというデータが出てきました。</div>
<div> </div>
<div>♦食事では、終末糖化産物(AGES)という物質をためると、動脈硬化や糖尿病性の合併症、皮膚の老化、骨粗しょう症に悪い影響を及ぼします。軽度認知障害と判定される割合も非常に高くなります。 </div>
<div> そのための食生活では、茶色に気をつけてください。 おこげの部分です。順番も大切で、</div>
<div>( ❾ )が先で、次に肉や魚のタンパク質、最期に炭水化物にすると、終末糖化産物が増えるスピード遅くなります。運動、禁煙、睡眠は終末糖化産物をためないためにも重要です。 </div>
<div> </div>
<div>♦歩くことに関しては、動脈硬化や心臓の病気の予防に、できたら1日( ❿ )万歩とよく言われますが、認知機能や脳の健康という観点からは、まず4000歩以上をお勧めします⦿</div>
</div>
<div> </div>
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<div> </div>
<div> 社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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2022-09-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.27
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=33
1
<div>★<span style="font-weight: bold; font-size: 16px;"><span style="font-size: 12px;">今月の本</span></span><b> </b><span style="font-size: 20px;"><b>「死ぬとき幸福な人」</b></span><span style="font-size: 16px; font-weight: bold;">に共通する7つのこと</span><span style="font-size:10px;"> <strong>ホスピス医 小澤竹俊</strong></span></div>
<div> </div>
<div> この本を読んで、私が「余命何年」と宣告されたら、どうなるだろう?と考えました。 私は、やり残したことや心配ごとで、頭の中がいっぱいになり、絶望感に打ちひしがれてしまうでしょう。自暴自棄にもなるかもしれません。もしも気を取り直すことができたら、一日一日がとても貴重に感じるでしょう。残りの時間が少なくなるほど、一日の重さが増すことでしょう。</div>
<div> この本には、後悔のない人生を送り、ずっと幸せに生きるための心得として、「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのことが書かれています。私は、最期に自分の人生が幸福だったと思えれば、幸福だったのだろうと、大雑把な考え方をしていましたが、幸福な人生を送るには、日々のプロセス(過程)が大切で、今日一日を「一日一生」と考え、「7つのこと」を実行して行こうと思います。(山川)</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">(1) 著者が3,000人の患者さんから学んだこと </span></strong> </div>
<div> </div>
<div>
<div> 私は24年前から緩和ケアの現場で働き始め、今まで3000人以上の患者さんの人生の最終段階に関わってきました。自身の死が目前に迫ったとき、多くの患者さんは、「自分には時間がない」「明日はこないかもしれない」という思いに苦しみます。人は「明日がある」と思っているからこそ、夢や希望を抱くことができます。つまり「明日がない」というのは、究極の絶望なのです。</div>
<div> 患者さんやご家族と接する中で、私もたくさん悩み、苦しみ、多くのことを学んできましたが、Nさんもまた、あまりにも大事なことを、あらためて私に教えてくれました。それは、「人は、人生を終える段階の瞬間まで、輝くことができる」ということです。(中略) </div>
<div> 患者さんたちは、死を前にして人生を新たにやり直し、心の安らぎと穏やかさ、真の幸せを手に入れるのです。 p.7-8</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">(2) 「死ぬとき幸福な人」」共通する7つのこと</span></strong></div>
<div> </div>
<div>
<div> 患者さんたちの姿をみて、私は、人がこの世を去る瞬間まで幸福に生きるためには、</div>
<div> </div>
<div> ①自分で自分を否定しないこと</div>
<div> ②いくつになっても、新しい一歩を踏み出すこと</div>
<div> ③家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと</div>
<div> ④一期一会の出会いに感謝すること</div>
<div> ⑤今、この瞬間を楽しむこと・・・・・・・・・・・<span style="font-size:12px;">私は、「楽」が足りていないかな?</span></div>
<div> ⑥大切なものを他人にゆだねる勇気と覚悟を持つこと</div>
<div> ⑦今日一日を大切に過ごすこと・・・・・・・・・・<span style="font-size:12px;">大切に過ごすには、どうすればよいか?</span></div>
<div> </div>
<div> が大切なのではないかと思うようになりました。</div>
<div> この7つを心に留めておくことで、人生においてどれほど思いがけないことが起ころうとも、穏やかに生きることができると、私は信じています。 p.9-10</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">(3) 「人生を幸福にする7つの質問 」(著者作成)</span></strong> </div>
<div> </div>
<div>
<div> この質問は、みなさんにこれまでの人生をあらためて振り返っていただき、何らかの発見をしていただければ、と思いを込めて作りました。 </div>
<div> ①質問に対する答えは、長く書く必要はありません。 短い言葉でかまいませんので、</div>
<div> 心に浮かんだ思いを素直に書き出してみてください。</div>
<div> ②すべての質問に答え終えたら、回答内容や気づいたことなどを、自分自身や、大切な家族、</div>
<div> 友人などへの手紙という形にまとめてもよいでしょう。</div>
<div> 現在、何らかの悩みを抱えていらっしゃる方、自分自身や自分の人生を肯定できずに苦しんでいらっしゃる方が、強く幸せに生きていく力を得るうえで、この質問が少しでもお役に立てたら、こんなに嬉しいことはありません。</div>
<div> </div>
<div>
<div>【質問1】 これまでの人生で、幸せだと思ったことは何ですか? あなたは、どんな人生であれば「良い人生」だったと思えるで しょうか?</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div>【質問2】 「やり残している」と感じ、後悔していることを書いてみましょう。そのうえで、誰かにゆだねられることがないか、考えてみてください。</div>
<div> *******************************************************************************</div>
<div>【質問3】 もし大切な人にメッセージを残すなら、どんなことを伝えたいですか? 人生で強く記憶に残っていること、学んだことなどを書いてみましょう。</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div>【質問4】 あなたが今、判断に迷っていることを一つ、書いてみてください。「あなたが相談したい相手」は、どのような答えを出すと思いますか?</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div>【質問 5】 今までの人生を振り返り、誇りに思えることを書いてみま しょう。</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div>【質問6】 あなたが今、遠慮していること、我慢していることを書いてみましょう。その中で、あなたが遠慮や我慢をやめ、手放せるものはありませんか?</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div>【質問7】 どのような状況で、人生にどんな感想を抱いて、この世を去りたいですか? 思いつくままに書き込んでみましょう。</div>
<div>*******************************************************************************</div>
<div> </div>
<div><span style="font-family:comic sans ms;"> 本書に書かれている「7つのこと」は、私たちの人生を豊かにするために、大切なことです。</span></div>
<div><span style="font-family:comic sans ms;">また、利用者支援、職場での人間関係、心と身体の健康など、日常活動においても必要なことです。</span></div>
<div><span style="font-family:comic sans ms;"><span style="font-variant-numeric: normal; font-variant-east-asian: normal; color: black; letter-spacing: 0pt; vertical-align: baseline;">いざ、実行するとなると、結構むずかしいと思いますが、試してみてはいかがですか?</span></span></div>
<div> </div>
<div> </div>
<div>
<div>■ 前回は、「我慢して生きるほど人生は長くない」という本に書かれていることから、私にとって、興味のあること、気づいたことなどをまとめました。</div>
<div> Ⅰ. 一度の人生、自分の人生の主役は、自分です。</div>
<div> 自分の人生とは、自分の「物語」のこと。物語の脚</div>
<div> 本を書くのも自分です。自分で書いた物語に納得</div>
<div> して生きることが大事です。</div>
<div> Ⅱ. 「自分の人生」(=自分の物語)を生きるには、</div>
<div> 良好な人間関係が必要です。そのためには、自分</div>
<div> と他人との境界線を意識して、自分の領域を守るこ</div>
<div> とです</div>
<div> Ⅲ. 好ましい人間関係とは、「フェア」 ”Fair” (公</div>
<div> 平)な関係です。「フェア」とは、お互いの境界線を</div>
<div> 意識し、各々の領域を尊重し合うことです</div>
<div> Ⅳ. 自分の領域に他人が侵入してきた時には、しっかり </div>
<div> と自分の領域を守ることが大事です。</div>
<div> <u>但し、「</u><u>No</u><u>」の伝え方には、注意が必要です</u></div>
<div> Ⅵ. 風通しのよい職場をつくるには、その構成員が「フェア」な人間関係を築く努力が必要です</div>
<div style="margin-left:.19in;"> •自分のルールで生きることは、大切にしたい人たちと、お互いにラインオーバーしない</div>
<div style="margin-left:.19in;"> 心地よい距離感で、自分の都合も相手の都合も大切にし、譲り合い折り合いながら柔軟に</div>
<div style="margin-left:.19in;"> つきあうことであり、お互いに自分と相手を守りいたわり合うことです。</div>
<div style="margin-left:.19in;"> •一方で、「自分は完全に正しい」「自分は完璧だ」と思うことは、自分だけを守ることで</div>
<div style="margin-left:.19in;"> あり、変化を拒絶することであり、他人との譲り合う可能性をなくします。p.229</div>
</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div> 3千人以上を看取ってきた医師が見つけた 本当に後悔のない人生をおくりずっと幸せに生きるための心得とは――。 病いや不幸を得たり、大切な人を亡くしたりしたとき、多くの人は「幸せ」とは何かと悩みます。 ですが、たった7つのことに気がつけば、幸福に生き、穏やかな最期を迎えられる。私はそう患者さんから学びました。 それまでどれほど後悔の多い人生を送ってきたとしても重い病気を抱え、「なぜ自分だけが」と言いようのない苦しみを抱えているとしても。 人は、どんな状況からでも人生をやり直せ、新しい一歩を踏み出せるのだと彼らが教えてくれたのです。 死に直面してですら、幸せだと思える人たちに共通する7つのこと。 この世を去って行った患者さん、一人ひとりが教えてくれた「幸福な人生の過ごし方」をきっかけにみなさんが今日から少しでも幸せを手にしていただければ望外の喜びです。</div>
<div> </div>
<div> 社会福祉法人 八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
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2022-08-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.26
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=32
1
<div>
<div>
<div> </div>
<div>★<strong><span style="font-size:16px;"><span style="font-size:12px;">今月の本</span></span> </strong><span style="font-size:20px;"><strong>『我慢して生きるほど人生は長くない』</strong></span><span style="font-size:10px;"><strong>(鈴木裕介著 心療内科医)</strong></span></div>
<div> </div>
<div>「我慢して生きるほど人生は長くない」このタイトルに引かれました。</div>
<div>この本には、著者の人として、また、心療内科医としての体験と知見に基づいた、「生き方」に関する実践的なアドバイスが書かれています。<br />
人生はたった一度。「自分の人生」を生きることが大切で、そのためには、まず、人間関係を見直すことと、著者は書いています。<br />
私は、「フェアな人間関係」という言葉に興味を持ちました。それは、自他ともに幸福になるためのキーワードだと思います。<br />
※今回は文字数が多くなりましたが、それでもわかりにくい点が多いと思います。もっと知りたい方、関心のある方には、この本をお貸しします。</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><strong><span style="font-size:16px;">一度の人生、自分の人生の主役は、自分です。自分の人生とは、自分の「物語」のこと。物語の脚本を書くのも自分です。自分で書いた物語に納得して生きることが大事です。</span></strong></div>
<div> </div>
<ul class="def_style">
<li>自分の物語に納得することは、自分を肯定することとほぼ同義語です。</li>
<li>ありのままの自分の人生を「これでいい」と肯定できないと、自分以外の誰かの価値感やルールを中心に生きざる得ません。</li>
<li>私が暫定的に定義している「幸せな状態」とは、「自分が紡いだ自分の物語に自ら疑念や欺瞞を 抱くことなく、心から納得し、その物語を全力でコミットできること」ではないかと思っています。p.8</li>
</ul>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><strong><span style="font-size:16px;">「自分の人生」(=自分の物語)を生きるには、良好な人間関係が必要です。そのためには、自分と他人との境界線を意識して、自分の領域を守ることです</span></strong></div>
<div> </div>
<ul class="def_style">
<li>人間関係のあり方やルールを見直し、好ましい人間関係を増やしていく上で、(中略) 心がけてほしいことがあります。それは、「自分と他人の間の境界線をきちんと意識し、守る」ことです。</li>
<li>まず、人間関係のあり方を見直すことです。人生において、もっとも重要でもっとも厄介なものは、人間関係だからです。p.29</li>
<li>あなたの心(思考)や身体、生活、人生などは、あなたが責任をもって守るべき領域です。</li>
<li>一方、家族や友人など、どれほど親しい間柄であっても、他人の心や身体、生活、人生などは、その人が責任を持って守るべき領域です。p.33</li>
</ul>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><strong><span style="font-size:16px;">好ましい人間関係とは、「フェア」 ”Fair” (公平)な関係です。「フェア」とは、お互いの境界線を意識し、各々の領域を尊重し合うことです</span></strong></div>
<div> </div>
<ul>
<li>好ましい人間関係は、とにかく公平(フェア)で穏やかです。</li>
<li>価値観を一方的に押し付けられることも、ミスや欠点を過剰に責められることも、片方だけが損をするような不公平な取引を持ちかけられることもありません。p.30</li>
</ul>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><strong><span style="font-size:16px;">自分の領域に他人が侵入してきた時には、しっかりと自分の領域を守ることが大事です。但し、「No」の伝え方には、注意が必要です</span></strong></div>
<div> </div>
<ul>
<li>境界線が正しく機能している人、他人によって境界線を侵害された(それを私は「ラインオーバー」と呼んでいます)ときに、きちんと対処できる人の心の中や生活、人生は、自然と、その人にとって「良いもの」「快いもの」を中心に構成されるようになります。p.37 </li>
<li>そもそも、どういう状態が「ラインオーバー」なのかわからない場合は、自分の「快・不快」の感覚や、相手とのやりとりの後に感じる「もやもや」とした気持ちをに注目するといいかもしれません。p.45</li>
<li>一度、自分がもやもやしたり、不快に感じたりした事柄について、率直かつ客観的な意見を言ってくれそうな、信頼できる第三者に相談してみましょう。p.58</li>
<li>自分と他人の間の境界線を意識し、自分からラインオーバーしないこと、相手からラインオーバーされたときにはきちんと「No」をつきつけ、自分の領域を守ることが必要です。p.53</li>
</ul>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><strong><span style="font-size:16px;">風通しのよい職場をつくるには、その構成員が「フェア」な人間関係を築く努力が必要です</span></strong></div>
<div> </div>
<ul>
<li>大事なことは、目指すゴールが「お互いにとってよりよい状況」であるという点です。p.80</li>
<li>あなたと上司、あなたと同僚も、互いの利益、互いの幸福のために、フェアに時間や労働力、能力、アイディアなどをトレードし合う関係にあるべきです。それこそが健全で公平な人間関係だと、私は思います。p.103</li>
<li>自分のルールで生きることは、決して「他人のことなどおかまいなしに、わがまま放題にふるまい、すべてを自分の思い通りにすることではありません。自分のルールを振りかざし、周りに自分勝手な要求ばかりつきつけ、他人に我慢を強いるのは、他人の領域へのラインオーバーです。</li>
<li>あなたが自分ルールで生きるために、他の人が自分のルールで生きるのを妨げてはいけません。 お互いが、自他の境界線、自分の領域と他人の領域を尊重し合い、公平な関係性を保とうと努力する。それは、全員自分のルールで生きていくうえで、とても大事なマナーですp.154</li>
<li>自分のルールで生きることは、大切にしたい人たちと、お互いにラインオーバーしない心地よい距離感で、自分の都合も相手の都合も大切にし、譲り合い折り合いながら柔軟につきあうことであり、お互いに自分と相手を守りいたわり合うことです。</li>
<li>一方で、「自分は完全に正しい」「自分は完璧だ」と思うことは、自分だけを守ることであり、変化を拒絶することであり、他人との譲り合う可能性をなくします。p.229</li>
</ul>
<div> ★自分の人生を生きる!言うは易く、行うは難し</div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:20px;">中堅研修報告書を読んで</span></strong></div>
<div> </div>
<div>提出された「中堅研修報告書」を読みました。前向きに受講されたことが伝わって来ました。考える機会や気づきを得ることができました。紙面の制約上、本の一部を掲載します。<br />
なお、目を引いた箇所に下線を引きました。</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■<span style="font-size:12px;">今回</span></strong><span style="font-size:12px;">の</span>研修で、コミュニケーションのスキルアップとして、「アサーション」というバランスの良い話し方や態度についてとても共感を持ちながら聞きました。<br />
日頃の支援の中で、私は、このような会話を意識し、意図的に使うことがあります。ただ全ての会話において、できているわけではありません。<u>日々の声掛けの中で反省すべき点も、研修の中でいくつも浮かんできました。少しずつでも日々の声掛けに活かしていきたいと思います。</u><br />
★ 人間性のあるリーダーをめざしてというお話の中で「リーダーの実践」~重要な声掛けで、<u>「ちょっといいですか?」という話を聞き、これまで何か悩んだりしている人たちは、皆、必ずこの言葉を言っていたな・・・と。講義でもあったように多忙時でもこの言葉の聞き逃さず、後にせず受け止めていきたいと思います。</u></div>
<div> </div>
<div> 日頃の「声掛け」は大事です。メンバーから発せられた言葉を感度よくキャッチしたいと思います。特に多忙の時!</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong><u>福祉は人と密に接する仕事であり、相手に与える印象は本当に大事だと日々の支援で実感しています。。態度や傾聴と伝え方、コミュニケーション。相手にどのように映っているか、どのように伝わっているかを想像する。</u><br />
★支援者側の自己満足だとか、お互い様を忘れてどちらかの一方通行にならないように。そして、利用者皆様はそれぞれの個性や日々に変化や成長もあります。その内面をしっかり見つめることを怠らずに信頼関係を築き、またそれを継続していきたいです。<br />
★ <u>信頼関係は、利用者に対してのみではなく、職員同士でも同様だなと感じています。今回の研修で学んだことをスキルとしてというよりも自然に湧き出るようになれば、さらに理想的です。</u></div>
<div> </div>
<div> 相手の視点に立って、客観的に自己評価すること、利用者同様、職員同士もと信頼関係が、大事なことと思います。</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong>支援中、何気なく腕を組んでしまうことがある。(中略)<u>支援者が自らの癖に気付くことが大事であると痛感した。<br />
★ 心地よい「言葉づかい」はお互いに気を付けていくことが重要であり、必要である。逆に気を遣い過ぎると言葉が出ず、上手にコミュニケーションを心がけることに苦痛を感じてしまう人もいると思う。お互いに気持ちを込めて接することで、会話を楽しめる関係性を築いていきたい。</u></div>
<div> </div>
<div> 良好な人間関係に「言葉づかい」「気遣い」は大事です。但し、行き過ぎて、疲れないように、自然体でありたいです。</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong>ストレスは誰しも感じることである。日頃から意識的にストレスを発散する習慣を身に着けるべきかもしれない。<br />
★<u>ストレスの原因となる事柄をたとえ小さな事でも書き留め、それを発散させるために何をしたいのか書き出す。</u></div>
<div> </div>
<div> 良い考えだと思います。悩みや問題を文字にすることで、思考を「外在化」し、客観的に考えられるようになります。</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong>内容は、以前の研修でも聞いたことがあったことだったが、改めて意識し直すいい機会になった。<br />
だが、「そうだ、そうだった。」と思い出して意識し直すことが<u>研修の成果となってはいけない。研修の成果は、実際の言動、職場での生活、そして支援に表れて来なければいけない。</u><br />
★<u>日々忘れずに、常に意識して実践していくために、毎日、一日の自分を振り返る時間を設けたい。</u>(中略)<u>それを職場にいるうちにしよう。</u>夕方のミーティングで話し合うことは、ほとんど利用者のことに限られているが、<u>そこで自分のその日の言動、支援について思うことがあれば、言い、仲間に助言をもらう、ということをしてみようかと思う。それが広がって</u>(夕方のミーティング時にそのための時間がたくさんれないだろうが)<u>職員、互いの言動、支援についても話し合い、反省し合い、高め合い・・・と言うことができていけるといいなと思う。</u></div>
<div> </div>
<div> 研修へのしっかりした取組姿勢がよいと思います。その日の内に振り返り、職員みんなとシェアし、高め合う。</div>
<div> </div>
<div><strong style="font-size: 20px;">■</strong>何気ない行動ひとつが周りを不快にさせたり、誤解を与えたりすることにもなることは、忘れずにいたい。特に腕組みは、昔から癖になっていてよくやってしまうので気をつけたい。<br />
★ <u>仕事上、ある程度他者との関係ができてくると、親しみを込めてフランクな言動も出てくるかもしれないが、あくまでも「他者」と接しているという意識を忘れてはいけない。利用者・職員ともに家族ではなく、信頼関係が築かれたとしても、しっかりと一線を引いた関わりを維持していくことで、自分と周囲との関係を客観的に確認できる状態でいることが大切であると思う。</u><br />
★ 人によって価値や感覚の違いはあっても当然で、違いがあるからこそ多様な人間や社会が生まれて存在していくことは言うまでもない。<br />
★様々な報告や意見が耳に入ってくるが、<u>自分の価値観だけで話を突っぱねたり、否定することは、できるだけしないよう心掛けている。とは言え、相手の主張を全ての飲むことも正しい判断とは限らず、いかに相手の気持ちを受け止め、こちらの意見にも納得させられるかという視点がコミュニケーションでは必要になってくる。</u><br />
★「人を変える」ことは限りなく不可能に近く、果てしない労力が必要である。ともすれば、考えを変えさせようと思った相手でなく、自分自身が潰れてしまうことにもつながる危険な行為だと思う。相手を直接変えようとすることではなく、自分が変わっていかなくてはと思わせる、納得させられる環境づくりをしていくことが求められているのだと感じた。</div>
<div> </div>
<div> 自分と他人の領域の境界線を認識した上で、相互に尊重し合うこと、「フェア」公平な人間関係が大事です。また、コミュニケーションは、相互に理解し合うために必要です。</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:16px;">今月のことば: 森 英恵さん</span></strong><br />
「自分の人生は、自分でデザインしたい」</div>
<div> </div>
</div>
<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2022-07-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.25
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=30
1
<div>
<div>
<div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>今期の「経営指針」について</strong></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>基本理念:</strong></span></div>
<div><strong>「愛する幸せ、愛される幸せ」</strong> があります。この理念を実現して行く上で、法人が進むべき方向を示そうと、経営指針を定めました。</div>
<div> </div>
<div>★皆さんに「経営指針」をご理解いただき、共有したいと思います。ご意見や感想をお聞かせください。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>■支援員と利用者との関係</strong></span><br />
★<strong>利用者の幸せは、支援員の幸せ</strong><br />
「支援してあげるでもなく、支援してもらう」でもない、上下も境界線もない、双方向の関係で、片方だけ幸せはなく、双方が幸せになるべきです。</div>
<div><br />
★<strong>利用者あっての支援員</strong><br />
利用者がいるから、支援員が存在する。<br />
利用者への感謝の気持ちと謙虚な心が大切だと思います。</div>
<div><br />
★<strong>支援するのは、支援員</strong><br />
支援員がいるから、利用者は支援を受けられる。利用者に最善の支援を提供するには、支援員が安定した、ハッピーな状態で支援に当たることが大事だと思います。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>■経営指針</strong></span><br />
全職員の物心両面の幸福を追求し、最良のチームワークで利用者にとって最善の支援サービスを提供する。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>■経営指針を実行する上での重要事項</strong></span><br />
★ 職員の皆さんが「自分たちの法人や事業所、職場は自分たちで良くする」といった、 自主性・主体性と参画意識を伸ばすこと。<br />
幸福は与えられるのではなく、努力してつかむもの。サンタクロースは待っていても、やって来ません。<br />
★「利用者にとって、もっとよい支援方法はないだろうか」とあくなき探求心を持ち続け、日常的に支援員同士がざっくばらんに話し合えるチームワークを高めること。風通しのよい職場をつくること。<br />
★「いちょうの会で働いてよかった」<br />
と職員のみなさんが心の底から思える ような法人になること。1日でも長く、<br />
元気に、楽しく働いてもらいたいと思います</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size:20px;"><strong>IBM「社員を大事にする」ということ</strong></span></div>
<div>★稲盛和夫著「京セラフィロソフィ」 p377 より<br />
IBMの社是には「社員を大事にする」というものがあるそうです。確かに、アメリカの会社でありながら、IBMには日本と同じように長く勤める人が多いと聞きます。<br />
IBMの社是の説明に次のような たとえ話が出てくるそうです。<br />
<br />
ある北国の湖の畔に、心優しい老人が住んでいました。湖には毎年、野ガモの群れが飛んできて、冬を過ごします。優しい老人はいつとはなしに、湖に集まる野ガモたちに餌を与えるようになりました。野ガモは水辺に寄ってきては老人がくれる餌を喜んで食べていました。来る年も来る年も老人は餌をやり続け、野ガモもその老人からもらう餌を越冬の糧とするようになりました。<br />
ある年もまた、野ガモの群れがその湖にやってきました。いつものように餌をもらいに水辺に寄ってきますが、老人はいつまでたっても現われません。毎日、水辺に寄って行っては待ち続けるのですが、やはり老人は現われません。老人は、すでに亡くなっていたのです。<br />
その年、寒波が襲来し、湖が凍結してしまいました。老人が現われるのをひたすら待ち続け、自分たちで餌を捕ることを忘れてしまった野ガモたちは、やがて皆餓死してしまったのです。<br />
<br />
「IBMではこのような社員の育て方は しません」と書かれているそうです。</div>
<div>強靭で柔軟な組織になるためには、構成員が自主性・自発性を持った自立した人間の集合体であることが肝要だと思います。<br />
残念ながら、野ガモは、「心優しい」老人の親切心から、自力で餌を取ることを忘れてしまいました。 上記の話を支援や支援員と利用者の関係に置き換えるとどうなるでしょうか?<br />
真の自立支援、真の愛情、やさしさとは 何でしょうか?</div>
<div> </div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:20px;">今月の一言</span></strong><br />
「ありがとう」と「すみません」<br />
「すみません」ではなく、「ありがとう」<br />
と言えるように心がける。~虹Sさん<br />
※人から親切にされたとき、「すみません」<br />
と言うよりも「ありがとう」の方が 強く感謝の気持ちが伝わると思います。</div>
<div> </div>
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</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2022-06-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.24
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=29
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<div><strong><span style="font-size:20px;">■今月のことば:</span></strong></div>
<div><strong>「どんな人でもこの世に生を受けたかぎりは、幸せになる権利があります。それどころか、幸せになることが私たちの主たる義務であろうとすら思っています。」</strong></div>
<div>(稲盛和夫著「心」より)</div>
<div> ※京セラ・第2電電(現KDDI)創業者、公益財団法人稲盛財団理事長、日本航空名誉会長</div>
<div> </div>
<div>★障害は、持っている人の責任ではありません。私たちが障害者の不自由さや不便さを補うことは、「人」として当然のことと、私は、考えています。</div>
<div><br />
<strong><span style="font-size:20px;">■私たちの仕事</span></strong>は、利用者が幸せになるために支援することです。仕事を通じて、私たちも人として成長できると思います。誇れる仕事です。私たちが、支援してあげるでもなく、利用者が支援してもらうでもない、上下も境目もない、双方向の関係です。</div>
<div> </div>
<div>★支援員と利用者の関係は、<br />
「利用者の幸せは、職員の幸せ」<br />
「利用者がいて、職員がいる」<br />
「支援するのは、職員」</div>
<div><br />
★利用者が幸せになるためには、まずは、支援員も幸せで、安定した状態でいる必要があります。</div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:20px;">■当法人の経営理念:</span></strong><br />
全職員の物心両面の幸福を追求し、利用者にとって最善の支援サービスを提供する。</div>
<div>★特に、私が大事にしたいことは、「自分たちの法人及び事業所、職場は、自分たちで良くする」といった、職員一人ひとりの自主性と参画意識です。自主性を持った職員の皆さんが事業活動に積極的に参加する、「全員参加」型の法人経営をめざしたいと考えています。</div>
<div> </div>
<div><strong><span style="font-size:20px;">■めざすべき方向:</span></strong><br />
全職員が、チームワーク力を高め、常によりよい支援サービスを探求します。<br />
全職員が生き生きと楽しく働ける職場をつくります。<br />
法人・事業所が、健全に成長し、発展します。</div>
<div> </div>
<div><strong><重点方針></strong><br />
職員:一人ひとりが自主性と自発性を伸ばし、 個々の職員の力を強くします。<br />
職員間:チームワーク力を高めます。<br />
事業所・職場:風通しの良い職場、個々の能力を発揮しやすい職場をつくります。<br />
全員参加による事業活動を推し進めます。<br />
「オールいちょうの会」意識で、法人全体の総合力、事業所間の相乗効果を高めます。</div>
<div><br />
<strong><span style="font-size:20px;">■会議の進め方</span></strong><br />
会議とは、英語でも”Meeting”といいます。「会って、議題について話し合う」ことです。一方的な伝達だけなら、会議でなくてもよいです。</div>
<div>★効果的で内容の濃い会議をするためには、<br />
進行役は、事前に議題を出席者に知らせる。<br />
出席者は、事前に議題を検討し、意見や提案をまとめる。<br />
会議では、出席者は、活発に意見やアイディア、知恵を出し合い、意見交換する。<br />
進行役は、特定の人に発言が偏らず、出席者全員が活発に発言できるよう、配慮します。<br />
会議は他者を論破するところでも、論争するところでもありません。建設的な心構えが重要です。</div>
<div> </div>
<div><strong><会議のルール></strong><br />
他者の発言を否定しない。自分の意見を押し付けない。<br />
他者の意見にうなづき、肯定する。<br />
建設的な意見やアイディアを出す。</div>
<div><br />
★支援に関する会議の場合、「利用者にとって、何がベストか」、「その意見が利用者のためになっているか」など、関係者全員で確認し合います。</div>
</div>
<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2022-04-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.22
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=28
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<div><span style="font-size: 16px;"><strong>4月1日により、新しい年度が始まりました。皆さん、今年度もよろしくお願いします。</strong></span></div>
<div> </div>
<div>☀「三日坊主」とか「絵に描いた餅」とか、言いますが、みなさんは、目標や計画はどのように立てていますか? また、うまく実現できていますか? 私の場合は、途中でギブアップして、続けておけばよかったと後悔したりすることがあります。 <strong>「小さな習慣」~目標は、ばかばかしいぐらい小さくしろ!</strong> という本を5年ほど前に買って、一度読みました。この本がずっと印象に残っていましたので、改めて読み返してみました。今月は<span style="font-size: 16px;"><strong>「小さな習慣」</strong></span>について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。</div>
<div> </div>
<div>✿「小さな習慣」とは、毎日これだけはやると目標を決めて必ず実行する前向きな行動。“Smaller Habits, Bigger Results” 目標は、小さいほど、より大きな成果が出る。小さい目標なので、☆ほとんど努力する必要がない。☆継続するにも困難を感じない。☆否定的な感情も生まれない。☆どんなに疲れていてもできる。小さ過ぎて失敗すらできないということです。<br />
著者の3つの小さな習慣は、毎日、①「腕立て伏せ1回」 ②「50字の文章を書く」③「本を2ページ読む」です。(冗談ではないのです。)</div>
<div> </div>
<div><strong>❖「小さな習慣」実行の9ステップ</strong><br />
1.<u><strong>リストアップ</strong></u>:身につけたい習慣をざっと、リストアップする。<br />
2.<u><strong>プラン</strong></u>:</div>
<div>①1週間プラン(1つの目標を1週間試し、実行するかどうか決定)</div>
<div>②単独プラン(目標1個)</div>
<div>③複数プラン(目標2~3個)</div>
<div>3. <u><strong>時間</strong></u>:全部合わせても10分以内に終わる。</div>
<div>4<u><strong>.「小さな習慣」の候補が努力に値するかどうか、掘り下げる。</strong></u> 「なぜその習慣を選ぶのか?」その理由を掘り下げる。</div>
<div>5.<u><strong>行動開始の合図</strong></u>:①時間ベース(例)12時~18時、②行動ベース(例)夕食後 ③自由ベース(例)特定の開始合図を決めない、一日の好きな時間に行う、就寝時刻を一日の終わりと見なす。 ※それぞれの「小さな習慣」に、特定の開始合図を決める。<br />
6.<u><strong>毎日、進行状況を書き留める</strong></u>:大きなカレンダーに、小さな習慣の進行状況と成果を書き込み、よく目につく場所に貼っておく。</div>
<div>7.<u><strong>目標は限りなく小さく</strong></u>:小さく始めることで、実行しやすくする。</div>
<div>①意志の力を強化する。</div>
<div>②常に進歩が見られる。</div>
<div>③意志の力を消耗させない。⇒本当の習慣につながる。<br />
8.<u><strong>スケジュールを着実にこなし、期待しすぎない</strong></u>:できたから「もっとやれる」といって、安易に目標を大きくしない。そのまま続行する。</div>
<div>9.<u><strong>習慣になる兆しを見逃さない</strong></u>:「兆候」については、別に説明します。</div>
<div> </div>
<div>⚾今、私が考えている「小さな習慣」候補<br />
・椅子から片足立ち⇒左右1回<br />
・背筋を伸ばす⇒ 1回<br />
・よく噛んで食べる⇒20回<br />
・本を読む⇒ 2ページ<br />
・NHKラジオ英語番組を聞く⇒ 1回<br />
・パット ⇒10回<br />
・素振り⇒10回<br />
・速く歩く⇒1分<br />
・不要なものを片付ける⇒1個<br />
・自転車で坂道越え⇒週1回</div>
<div>※上から3個選ぶ</div>
<div> </div>
<div><strong>⦿一緒に試してみませんか!</strong><br />
<strong>著者は、3つの「小さな習慣」①「腕立て伏せ1回」②「50字の文章を書く」③「本を2ページ読む」で人生が変わったとのことです</strong>。私は、「小さな習慣」で、新しい世界が広がるような予感がします。また、「小さな習慣」に可能性も感じます。例えば、利用者さんへの支援にも役立つと思います。利用者さんが「小さな習慣」を身につければ、できることも増えるでしょう。お子さんの勉強にも役立つでしょう。<br />
失敗しようもない「小さな習慣」というがいいです。100%成功するということです。 「千里の道も一歩から」というように、物事はどんなことでも初めの一歩から始まります。 「塵も積もれば山となる」となるという言葉もあります。</div>
</div>
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<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2022-02-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.20
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=27
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">「冬季オリンピックから」</span></strong></div>
<div> </div>
<div>冬季オリンピックが閉幕しました。選手たちは、何年間も苦難に耐え、努力を積み重ね、4年に1度の大真剣勝負に臨みました。満足の行く結果であれば喜びもひとしおでしょうが、悔しい結果の方が圧倒的に多いでしょう。悲喜こもごものドラマやハプニングについつい引き込まれました。 印象に残ったことの中から、2つほどお伝えします。</div>
<div> </div>
<div><strong>☀ 同じ「銀」でも違う!「銀」</strong><br />
スピードスケートの高木美帆選手は、5種目に出場し、1500㍍、500㍍、団体追い抜きで銀メダル、1000㍍で金メダルを獲得しました。インタービューの中で、1500㍍は、自分の中では本命の種目で金メダルを狙いに行ったが銀で悔しかった。一方、500㍍は、挑戦者のつもりで臨んだので、銀が取れてよかったとのこと。同じ選手で同じメダルの色でも、気持ちの持ち方、心のあり様、期待感などで感じ方がずいぶん違うのだと改めて思いました。</div>
<div> </div>
<div><strong>☂☃ 「残念」「無念」</strong><br />
スキージャンプ混合団体で、高梨沙羅選手が「スーツ規定違反」で失格しました。何ともすっきりしない、つまらない結末でした。抜き打ち検査というのは、意図的で作為的な要素が入り、不公平になる。検査するなら、全員すべきである。高梨選手は、さぞかし無念で辛かったであろう。早く立ち直って、無念を晴らしてほしいです。</div>
<div> </div>
<div>■ 「人は話し方が9割」 を読みました。 ※以下、本書 p.33~p.36から引用します。</div>
<div><span style="font-size: 16px;"><strong>♥話す力は、「スキル」より「メンタル」</strong></span><br />
ほとんどの人が、話すのが苦手なのではなく、話せるというメンタル状態に持っていくことが苦手なだけで、「否定のない空間」に身をおくと誰でも話せるようになる。人は自分を肯定してくれる人を肯定するようにできています。そこであなたが相手を否定しなければ、相手もあなたを否定しなくなっていきます。「相互全肯定」の状態です。</div>
<div> </div>
<div><strong>♣✿普通の人が簡単に話せるようになる「3つのコツ」</strong><br />
➀否定しない<br />
否定発言をしたら退場のルール。 大切なのは、意見や感想がどんどん出てくる場 にすることです。それにはまず質より数重要です。とにかく発言すること。前向きであればすべてオッケーというルールをあらかじめ設定しておきます。</div>
<div><br />
➁笑顔でうなづく<br />
うなづきですから、ただ首をたてに振るだけですが、人間関係において、この習慣を身に着けると、かなり役立ちます。何かを人前で発表する時は、誰でも緊張します。しかしその中に、うなづきながら聞いてくれる人がいたら、人は自然と話せるようになります。</div>
<div><br />
➂プラストーク<br />
前向きな話は、人を元気にします。逆に、後ろ向き、否定的な話は、自分自身 だけでなく、聞く人のエネルギーも下げてしまいます。「今の現状を良くしていこう」といった、プラストーク、「明るい言葉が明るい空気を作っていきます。」「否定しない」「うなづく」「プラストーク」の3つで、話し方は劇的にうまくなる。</div>
</div>
</div>
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</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-12-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.18
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=26
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">全体研修(権利擁護と虐待防止) 研修報告書を読んで</span></strong></div>
<div> </div>
<div>職員からの全体研修に関する研修報告書を精読しました。それぞれが支援員として、真摯に支援に向き合っているという想いが伝わって来て、大変参考になりました。ありがとうございました。その中から、10件を紹介します。</div>
<div>※文中の下線と★は、執筆者が付記しました。</div>
<div> </div>
<div>①今後、現在の仕事を続けていく上で、<u>自分がこれから身につけねばならないスキルが明確になった。</u>それは、自閉症の利用者への接し方で、各々の障害特性を理解し、得意な部分を生活に活用し、苦手な部分へ寄り添うことが非常に大切であるということ。<u>今まで、何となく判ったつもりになって利用者に接してきたが、自分の自己満足であったのだ</u>と思う。今後は、各々の利用者の特性を把握し、「強み」と「弱み」の両面を整理し、「強み」は支援に生かし、「弱み」は自分が配慮する。<u>さしあたって</u>、利用者毎に、①社会性の特性、②コミュニケーション特性、③想像力の特性、④感性の特性に関し、<u>整理していこう</u>と考えている。<br />
<strong>★日頃から支援への問題意識が高い人は、研修においても、沢山のことを吸収できるのだと思います。</strong></div>
<div> </div>
<div>
<div>②音に対して敏感で、騒々しい所にいることが苦痛に感じる人に自分だけのスペースを用意する、<u>物的な支援は目に見えるもので、目に見えない個性を伸ばす支援は、根気よく、繰り返し継続的に行うことで伸びていくもの</u>だと思います。(中略)障害特性の弱みに目を向けるのではなく、<u>強みに目を向けることによって、支援自体が楽しく、明るいものになっていけば</u>と思います。<br />
<strong>★目に見える支援と目に見えない個性を伸ばす支援。強みに目をむけ、明るく楽しい支援を実践する。</strong></div>
<div> </div>
<div>③利用者さんの障害特性は様々である。我々(定型発達者)と障害者との違いや差を埋めることにどうしても目が行きがちで、ともすればその個性をつぶすことにもなり得る。(中略) <u>認知や理解の違いはそれ自体が特性であり、能力の優劣に結びつくものではない。利用者さんを支援者の感覚で「普通に近づけようとする」行為は虐待になる可能性がある。</u>(中略)<u> 我々に得手不得手があるように利用者さんの障害特性にも強みと弱みがある。</u>その両面を理解することが。「合理的配慮」である。<u>弱みを矯正し、排除しようとするだけでは、真に利用者さんを理解し、適切な支援につなげることはできない。相手がどんな人でどんな考えを持っているのか知ることが、利用者さんの抱えている困難さに気付く支援の向上の第一歩だ</u>と感じた。<br />
<strong>★まずは、利用者さんを知ること。利用者への関心、努力を継続することが大事であると思います。</strong></div>
<div><br />
④「職員がいないとできない活動があるとしたら、<u>職員がいなくてもできる活動になるように目標を設定する」という(講師の)考え方に対しても重要な視点</u>だと思うと同時に、(中略) 利用さんのライフステージに合わせて柔軟な考えを持ち、支援者側が「正解」と思うような支援ではなく、<u>利用者さん側にとっての「正解」になるべく近づけるような合理的な配慮が出来る職員になる努力を続けて行こう</u>と改めて思った。<br />
<strong>★職員がいなくてもできる活動とは、自立を促す支援のことで、利用者の成長と支援の質向上に繋がります。また、その結果、時間的な余裕も生まれます。利用者にとっての「正解」とは、重要な命題だと思います。</strong></div>
<div> </div>
<div>⑤健常者にとって、利用者さんたちが見えている世界、聴こえている音、感覚を体験することも、想像することも難しいです。<u>でも長い時間一緒にいると</u>、利用者さんのちょっとした表情、今笑った、今怒った、といった変化から「何に反応したか?」また、<u>ずっと観察していると</u>、「ああ、こんなときに喜ぶんだ」、「こういうのは嫌なんだ」と、<u>気付いてくる。そういった反応を細かく感じ取って、利用者さんたちが生きやすいように心がけたい</u>と思います。(中略) <u>他の職員さんたちの感じ方</u>、「こう思ったのでは?」「これに反応したのでは?」という<u>意見を聞くのはとてもおもしろい</u>です。<u>みんな感じ方が違うから、職員も反応するポイントはそれぞれで、そこも知りながら利用者を理解していくのはおもしろいです。</u><br />
<strong>★利用者を観察することにより、細かな反応に気付く。発見したことや感じたこと、支援のし方などを話し合い、共有しながら、支援員間で、利用者への理解を深めて行く。それを楽しいことと思えるのがすばらしい。</strong></div>
<div> </div>
<div>
<div>⑥(折り紙の話から)<u>視覚情報の大切さを改めて感じました</u>。袋作業の口板並べの際に、板の端に線を引いた物を使用している<u>利用者さんを見て、別の利用者さんにも活用できると思い</u>、「この線に合わせて口板を並べていって下さい」と、伝えたら<u>横についていなくても</u>、線からずれたときに自分で調整して並べていて、いつもより間隔を修正する部分がかなり少なくなった。今後は、<u>他の場面でも絵や写真、動画等を使用し、より分かりやすく視覚から伝えていきたい</u>と思いました。<br />
<strong>★「横についていなくても」できたことは、すばらしいことです。日常活動で発見したことや気づいたことを他の利用者に応用したり、転用したりすることは、利用者の成長や支援員の技能向上、さらには、業務改善にもつながると思います。こうした日頃の積み重ねが大切であると思います。</strong></div>
<div> </div>
<div>⑦(身体拘束に関連して)<u>事業所内等で話し合いしやすい環境づくりが重要</u>であると強く感じた。(中略)利用者と一緒に働く仲間たちを守るためにも<u>気になるところは、声をかけ合える職場にしていきたい</u>と思う。<u>福祉人として正しい知識を身に着ける裏付けを理解していくことで、正しい判断ができるよう努めていきたい。</u>ただ、「それはダメ」と伝える支援員」<u>でなく、」「こういう理由がある」、「こういう風なやり方もある」と言うことのできる支援員でありたい</u>と思った。<br />
<strong>★話やすい職場環境づくりは、全ての基本です。「福祉人」としての心構えが伝わってきます。</strong></div>
<div> </div>
<div>⑧<u>職員間で、何でも話ができる人間関係を築いていく雰囲気作りも重要</u>だと思います。<u>疑問に感じた時は、指摘や非難の言葉にならないように</u>十分気を付けて、<u>お互いに意見や悩みについて話をし、支援の環境等について共有し、支援のあり方等の話し合いができる職場にしていきたい</u>と思います。虐待防止については、利用者さんと関わるすべての職種の方々が参加することで、<u>職場全体の意識向上に繋がっていくと思いますので、続けて欲しい</u>です。<br />
<strong>★職員間で何でも話し合える人間関係と、職場全体で支援して行くという意識を高めることは重要です。</strong></div>
<div> </div>
<div>⑨<u>自分が感じた事や疑問に思った事は、先輩の職員の方に聞いたり、いろいろな角度から見方を変えたり、支援の幅を広げていくことを今後も取り組んでいきたい</u>と思います。(中略)<u>職員の方々とも力を合わせながらチームワークを大切にし、よりよい支援ができれば</u>と思います。<br />
<strong>★職員間の協力と連携、チームワークは、仕事をして行く上で、基本の基本です。</strong></div>
<div> </div>
<div>⑩自閉傾向の強い利用者様と一緒に回転ずしに行ったとき、普段は自分の意見を伝えたり、自己決定したりすることが苦手な方ですが、タッチパネルの操作方法を覚えるとお一人で好きな物を好きなタイミングで注文されていました。<u>障害をお持ちの方に有効なツールと利便性を感じた</u>機会でした。(中略)<u>既存の知識に依存せず、新しいものを取り入れていくことも必要</u>だと感じました。<br />
<strong>★デジタル社会が広がりますと、障害福祉の支援現場でもIT機器の活用が益々重要になります。</strong></div>
<div> </div>
<div><br />
<strong>今回提出された研修報告書では、職員間の話し合い、職場環境づくり、チームワークに関連した意見が、目立ちました。<br />
支援を行って行く上で、チームワークが大事だという意識、認識が高くなってきたということで、すばらしいです。</strong></div>
</div>
</div>
</div>
<div> </div>
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</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-11-24T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.17
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=25
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<div>
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<div><span style="font-size: 16px;"><strong>イラッとしたら、ナイフ、フォーク、それともスプーンにしますか?</strong></span></div>
<div> </div>
<div>◆読売新聞の人生案内の回答者の野村総一郎氏が書いた本のタイトルに興味を持ちました。</div>
<div><span style="font-size: 16px;">「<u>人生に、上下も、勝ち負けもありません</u>」</span></div>
<div>精神科医が教える老子の言葉 その本の中から、アンガーマネジメントに関する一節を抜粋し、紹介します。</div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 16px;">「イラっとしたら、相手を丸ごとすくいましょう」</span>p.56</div>
<div> </div>
<div>「怒り」という感情とどのように向き合うか。アンガーマネジメントという言葉をよく耳にするようになりました(中略)人間である限り、どうしたって怒りの感情は、わき起こってきますし、それをどうコントロールするかというのは永遠のテーマなのかもしれません。<br />
人間なので「つい怒ってしまう」というのはなかなか避けられないのですが、ぜひとも「<u><strong>怒るって、どれほどのメリットがあるのだろう?</strong></u>」「<u><strong>怒ることで本当にいろいろうまくいくのかな?</strong></u>」と客観的に考えてみてほしいのです。</div>
<div>自分の過去を振り返ってみても、怒りを相手にぶつけたところで本質的な問題が解決したということは、そうそうないのではないでしょうか。(中略)</div>
<div>友人同士のようなフラットな関係でも、相手に怒りをぶちまけて、うまくいくことなどまずありません。自分がすっきりするならまだしも、言った側も「ああ、なんだか言い過ぎちゃった・・・」「こっちも、なんだか気分が悪いわ」と後悔することの方が多いはず。p.57~p.60</div>
<div> </div>
<div><strong>では、そんな怒りが湧き上がってきたとき、頭の中でどう考えればいいのか?<br />
ここで「スプーンの思考」です。</strong><br />
・<strong>ナイフ</strong>はグサッと刺したり、切り刻んだりする道具ですから、相手のダメージ となることをストレートにやり返すという反応です。<br />
・<strong>フォーク</strong>は、尖った先端を使って、チクチク相手を刺していくという方法。<br />
・一方、<strong>スプーン</strong>は相手を優しくすくいあげるというイメージです。<br />
「腹の立っている相手に、優しくするなんてありえない!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ただ単に優しくするわけではありません。<strong>相手より大きな存在になって、相手を自分のスプーンの上にのせる。</strong>言ってみれば手のひらの上で踊らせるイメージでしょうか。p.60~p.61</div>
<div> </div>
<div>《著者まとめ》</div>
<div><span style="font-size: 16px;">怒りをぶちまけても、いいことなんて何もない。<br />
相手のためじゃなく、自分の平穏のために心を大きくする。</span> p.61</div>
<div> </div>
<div>《著者》</div>
<div><span style="font-size: 16px;">イライラをコントロールできる スプーンのワーク</span> p.62~p.63</div>
<div> </div>
<div>怒りというのは、瞬間的な感情です。ですからイラッとしたとき、何も考えずに激昂して、あとで悔やむ・・・・・。そうならないために、怒りをコントロールするための練習をしておくとよいでしょう。</div>
</div>
<div> </div>
</div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-10-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.16
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=24
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">「中堅職員フォローアップ研修」報告書を読んで(続き)</span></strong></div>
<div><br />
「理事長だより」No.14(8月20日発行)で、「中堅職員フォローアップ研修」報告書の中から「チームワーク」に関連する意見を紹介しました。今回は、「障害者が地域で暮らす」「障害者と地域のつながり」に関連する意見・感想を一部紹介します。私は、今回の研修報告書を読むまで、「障害者と地域生活」や「当法人と地域の関係」について深くは考えて来なかったので、皆さんの意見や考え方に啓発されました。今後、皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。</div>
<div> </div>
<div>●ボランティアの方がいらして、昼食を作ってくださったり、アルミ缶を持ってきてくださったり、ショッパーやポスティング、散歩等で声をかけてもらったりすると<strong>嬉しくなります。特別ではなく自然に地域に混ざり合い、みんなが暮らしやすい場所を作りたい。それはしてもらうばかりではなく、私たちも地域に歩み寄って行きたい</strong>と思います。<br />
<br />
●コロナの影響で行事が少なくなっていますが、ただ行事を行う、ただ外出をするといった地域参加ではなく、<strong>利用者さんも地域の方もみんなが混じり合える方法を模索</strong>して行きたい。</div>
<div> </div>
<div>●女性、高齢者、障害者に限らず、地域社会で生きづらさを感じる人は、皆障害者である、と言われたことに、はっとしました。<strong>だれも地域社会で生き生き暮らしたい</strong>と思っています。・・<strong>みんなが生き生き暮らしていくためには支え合うこと</strong>が大切です。<br />
<br />
●福祉は日々進歩、進化してきていますが、「ソーシャルインクル―ジョン」の言葉が一番理想的だと感じています。今いちょう工房は全くそこに至っていないことも痛感 せざるを得ないと思っています。・・・<strong>ご本人が暮らしやすい社会にするためには、他の活動も取り入れなければならない</strong>と痛感しています。彼<strong>らをもっと多くの人に知ってもらい、理解しようと感じてもらい、 お互いに存在してよいと思える地域にしていく何かを始めたい</strong>と感じました。<br />
<br />
●多様性が尊重される時代に障がいと接点のない人たちに私たちのような法人を知って もらうことはとても大切なことだと思います。けれども現実に障害のある方は教育のどこかで健常の人たちと離れ、囲いの中で生活している人が多いと感じます。それは特に知的障がいの方に顕著です。学校教育でも障がい理解の時間は取られていますが、 やはり<strong>生身の関わりがないと真の理解は難しい</strong>と思います。そのような時、私たちのような<strong>支援者が橋渡しになれたらいいなと</strong>思いますが、そのためには<strong>利用者さんの長所を良く見て、理解し続ける努力、は継続しなければ</strong>と改めて今回を機に思いました。<strong>難しい問題ですが、考え続けていきたい</strong>と思います。</div>
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">~今月のことば~</span> </strong></div>
<div><strong><strong><span style="font-size: 16px;">OASIS「オアシス」</span></strong></strong><br />
①砂漠の中で、水がわき草木が生えている緑地。②憩いの場所のこと。<br />
<strong>さて、人間関係で「オアシス」をつくるには、</strong><br />
(オ)おはようございます(<strong>挨拶</strong>) (ア)ありがとうございます(<strong>感謝</strong>)<br />
(シ)失礼しました(<strong>礼儀</strong>) (ス)すみませんでした(<strong>謙虚</strong>)</div>
</div>
</div>
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<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-09-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.15
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=23
1
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<div><span style="font-size: 16px;"><strong>「パラリンピック競技を見て、感じたことや考えたこと」</strong></span></div>
<div><br />
今回の東京大会ほどパラリンピック競技を見たことはありませんでした。選手が一生懸命がんばっている姿を見て、グッと引き寄せられ、選手の人柄やこれまでの努力や苦労などを知るにつれ、親近感が深まりました。また、「選手とガイド・コーチ」との関係、さらには、「利用者と支援員」の関係と「選手とガイド・コーチ」の関係についてもどうなっているのか、興味が沸いてきました。パラリンピックを見て、感じたことや考えたことが色々ありました。今回のたよりでは、一部をお伝えします。私への質問として[Q]に書きました。⇒みなさんのご感想・意見はいかがですか?<br />
<br />
<strong>1.<u>印象深かった選手が大勢いましたが、その中で2例を紹介します。</u></strong></div>
<div> </div>
<div>①女子50mと100m背泳ぎで、日本勢最年少でメダルを獲得した山田美幸選手(14)は、先天性の四肢欠損で両腕がなく、左右の脚の長さも違います。「推進力の強い」という長い方の左脚の足裏で水を押し出し、「器用に動かせる」という右足で加速する、独特にキックと最適な姿勢を見つけ出して、理にかなった泳法を極めました。山田選手の泳ぐ姿に感動しました。「失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ」~パラリンピックの父、英国の医師、ルードウィック・グッドマン博士のことばを体現しています。</div>
<div><br />
②男子100mバタフライ木村敬一選手と富田宇宙選手は決勝で、金銀メダルを獲得しました。木村選手は2歳で視力を失い、小学4年で水泳を始めたので、バタフライの泳ぎ方を見ていません。「どうやってバタフライを習得したのだろうか?」驚きです。木村選手は、4パラ大会に連続出場し、通算8個目で初めて念願の金メダルを獲得しました。全盲なのでメダルの色を確かめられません。表彰式で君が代が流れ始めたとき、「僕が唯一、金メダルを取ったと認識できる時間。我慢しなくていいのだ」と号泣しました。一方、銀メダルの富田選手は16歳で徐々に視野が狭くなる難病に罹りました。2人は、最大のライバルで、本音をぶつけ合う友でもあります。2人がコースロープ越しに喜び合う姿に、とてもすがすがしい気分になりました。信頼関係の強さと尊さを感じました。</div>
<div> </div>
<div><strong>2.<u>視覚障害のある選手とガイドとの信頼関係(例)</u></strong></div>
<div> </div>
<div>①タッパー:スイマーにターンやゴールの合図を送る人。合図が、0.01秒遅れれば、壁に激突する。命懸けの「あうんの呼吸」です。上記の木村敬一選手のタッパー、寺西真人さんは、同選手を中学時代から息子のように見守り、「金メダル獲得は俺の夢でもある。人生を懸ける」と、18年に支援学校を早期退職し、タッパーに専念しました。「先生がいるから安心して突っ込める。金メダル獲得のプロジェクトを作り上げる仲間です」と、木村選手の信頼は厚い。</div>
<div><br />
②ガイド(伴走者):競争者とガイドを「きずな」と呼ばれるガイドロープで結びます。2人の脚が1人の脚になります。100%歩幅、速度、呼吸を合わせねばなりません。</div>
<div><br />
③コーラー:声や手拍子で誘導する人。女子走り幅跳びで、日本新記録で5位に入賞した、高田千秋選手は、「選手とコーラーとの信頼関係が強くないと、選手は怖くて踏み切れません。」</div>
<div> </div>
<div><strong>3.<u>知的障害のあるランナーとコーチとの信頼関係(例)</u></strong><br />
陸上女子400mの日本記録保持者の外山愛実選手とコーチの奥松美恵子さんのケースです。奥松さんは、外山選手を7年前の特別支援学校から指導しています。外山選手には軽度の知的障害があり、気持ちが上下し、やる気が出ないことがあります。奥松さんは、「この前は彼女が(トイレに行って)戻ってくるまで2時間かかりました。」とさらりと言ってのけました。選手を「待つ」ことや「やる気スイッチ」を入れることもコーチの仕事だそうです。外山選手は、決勝に進出し、日本記録更新で7位入賞をしました。外山選手に、「奥松コーチはどういう存在ですか?」と聞くと、「先生でもあり、親でもあるということ。叱ってくれる、生活面でも注意してくれるところです。」との答えが返ってきました。叱られることも心に響いているのです。</div>
<div> </div>
<div><strong>4.<u>「支援員と利用者」の関係と「ガイド・コーチと選手」の関係について</u></strong></div>
<div> </div>
<div>★私は、パラリンピックを通して、以下のことに気づきました。<br />
・選手はガイドやコーチが必要とします。なしでは、競技はできません。<br />
・ガイドやコーチは、障害がある選手が持っている潜在可能性を見つけ出し、それを伸ばすという作業をしています。<br />
・選手のそばには励ましてくれる人、選手のことを自分のことのように考えてくれる人がいます。チームで選手をサポートします。<br />
・ガイドやコーチは、選手と同じ目標に向かって活動しています。<br />
・ガイドやコーチが選手への指導育成の工夫や努力をやめたら、選手はそれ以上伸びません。</div>
<div> </div>
<div>★私は、自分に以下の問いかけをしました。<br />
[Q1]ガイドやコーチは、一方的に選手に献身しているだけなのか?<br />
[Q2]ガイドやコーチは、どんなやりがいや楽しみを見出しているのだろうか?<br />
[Q3]ガイドやコーチのしていることは、支援員がしていることと全く別のことだろうか?<br />
[Q4]選手はやる気もあり、意思疎通もでき、特別な存在で、利用者とは違うのだろうか?<br />
[Q5]「利用者と支援員」の関係と「選手とガイド・コーチ」の関係とは、全く別なのだろうか?</div>
<div> </div>
<div>★皆さんのご意見はいかがですか?</div>
<div> </div>
<div>(私には、支援員の仕事もガイドやコーチの仕事も重なって見えます。)</div>
</div>
<div>
<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-08-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.14
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=22
1
<div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;">「中堅職員フォローアップ研修」の報告書を読んで</span></strong></div>
<div> </div>
<div>7月16日(金)にZOOMを使って「中堅職員フォローアップ研修」を行いました。受講者から提出された、「研修報告書」を1件1件読みました。「なるほど」「そうか」といった気づきや理解を得ることができ、とても参考になりました。今月は、「職場の人間関係」や「チームワーク」に関する意見を取り上げます。</div>
<div> </div>
<div>①いちょうの会の理念を実現するために、変わって行く相手(利用者)、変化し続ける<u>相手のことを理解しようと思い続けること</u>がとても大事なことと気づきました。そのために<u>相手に好奇心、広い視野を持つことが</u>必要になってきます。そして<u>気づいたことの情報共有をする</u>ことが<u>チーム支援をする</u>ために大事になります。それを実現するために、<u>相手</u>(利用者も職員も)<u>の長所を見つけ、強みを活かし、出来ることを伸ばす、肯定する。</u>とらえ方次第で全てが変わるので、これを支援につなげていきたいと思いました。そして<u>感謝の気持ちを持つ</u>こと。<u>言葉や形にして気持ちを伝えること</u>を実践していきます<u>。日々の支援の中で自分には何ができるかを考え、自分の経験値をあげて、自分にしかできないこと、知識を持てる</u>ようにしたい。</div>
<div><br />
②利用者さんや職員に対する「<u>良いところ探し</u>」が常にできるよう広い視野を持って取り組んでいきたいと思います。また<u>お互いに認めあう人間関係</u>を築いていくことの大切さを実感しました。</div>
<div><br />
③<u>職員の出来ないことや苦手なことが目について</u>しまい、<u>事業所内で否定する</u>ことから始まることが多く、職場の人間関係などに影響してくるように感じます。利用者さんも職員も人間なのでどんどん変わり続けます。<u>その瞬間の相手の気持ちを汲み取り、出来ないと、決めつけることなく、人と人との付き合いをして行きたいと</u>思いました。</div>
<div><br />
④<u>どうしても職員は「決めつけがち」</u>です。この人はこういう人、あの人はああいう人。<u>自分の価値観のみに偏ってきてしまいます。</u>職員間のわだかまりや不満が溜まっているのを多く見てきましたが、<u>それぞれのストレングス(長所や強み)を見て、お互いが理解し、受容し合えば、支援力は高まるでしょう</u>。何事も思っているだけでは叶わず、<u>言葉にしなければ伝わらない。</u>今後も<u>「福祉とは」「支援とは」という原理原則の研修</u>を重ねていってほしい。</div>
<div><br />
⑤<u>職場内においても、お互いの長所を認め、その力を活かすことで強いチームワークが成立</u>できる。<u>その気持ちをその時の感情で左右されないよう自分を戒めたい。</u></div>
<div><br />
⑥どうしても<u>相手のマイナス面を指摘してしまう職場</u>でもあったが、<u>感謝している気持ちをどんどん言葉にして行く必要</u>があると思った。</div>
<div><br />
⑦仕事だと「気が付いて当たり前」「利用者さんのためにやるのが当たり前」が前提で、互いに認め合ったり、褒め合ったりも少ない。利用者さんの問題や課題に対しての話が多くなり、「<u>こういった支援が良かったね</u>」「<u>あのプログラム良かったね</u>」「<u>次はこんな方法で伸ばしていきたいね</u>」<u>といった話にならないことも多く、私たち自身が気を付けてチームワークをもっと良くして行きたいと思った。</u></div>
<div><br />
⑧人として生まれて来て<u>「人間らしく生きる」権利は誰しもが持っている。</u>しかし、人は、<u>他人の欠点を上げ、長所は後回しにする</u>。その結果、<u>人間関係にストレスを抱え、最悪、自分自身をダメな人間だと否定</u>してしまう。<u>人間は否定されると伸び代がなくなる。いくら欠点が多くても全肯定された人間は、欠点も長所に変えられる。よい支援を行う絶対条件は、「支援員の心の健康」。</u>「職場に行くのが辛い」と思いながら支援することと「今日も一日楽しい」と思って支援するのでは、<u>雲泥の差</u>がある。<u>お互いを思いやる心が常にあり、「ありがとう」の言葉を言える環境</u>であれば<u>自ずとチームワークも生まれ、ベストな支援環境が整う</u>のではないだろうか。人材育成において、「<u>欠点よりも長所を伸ばす</u>」これが“キーワード”。</div>
<div><br />
⑨研修の中で、自分ではない他者を100%理解するのは不可能だという話があった通り、<u>自分と相手との間の感覚やずれを少しでも埋めるために、相手を理解しようとし続ける行為</u>が何よりも重要であることに気づかされた。自分だけでなく、他者も絶えず変化していくものだという前提を忘れずに、<u>相手を理解する作業を怠らないようにしたい。</u>仕事とは、「自らが自分らしく生きることをサポートする手段」であり、その実現のためには、<u>自分を取り巻く他者を無視することでは成り立たない。</u>人の上に立つ私の立場からすれば、人材管理が最も大きな課題と言っても過言ではない。<u>自分自身を犠牲にして成り立つ仕事ではなく、人を活かすことでお互いによい影響を与え合う関係をチーム内で作っていきたい。</u></div>
<div><br />
⑩チーム支援では、<u>何でも言えるような環境づくり</u>が大切だと思っています。</div>
<div> </div>
<div><strong>~今月のことば~</strong><br />
「<strong>やさしい言葉は、簡単でもずっとずっと心にこだまする</strong>。」(マザー・テレサ)<br />
「やさしい言葉」って、どんな言葉ですか?<br />
例えば、「相手のことを大切に思う気持ちが入った言葉」でしょうか?</div>
<div><br />
<strong>【追記】</strong></div>
<div>「<strong>思えば思わるる</strong>」という言葉があります。まずは自分の方から相手のことを思いやれば、相手も自分に好意を持ってくれるようになるといった意味です。これとは逆に、対人関係上、注意すべき、危険な心理を表す言葉を見つけました。<br />
<strong>「レッテル貼り」という心理についてご存じでしょうか。嫌な人がどんどん嫌になる心の動きです。何か自分にとって不快なことをする人に「嫌な人」というレッテルを貼ると、その人の嫌なところや不快な言動を見つけようという心の動きが無意識のうちに次々起こり、ますます嫌になります。</strong><br />
※読売新聞(8月15日朝刊)「人生案内」で海原純子(心療内科医)</div>
</div>
<div>
<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-05-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.11
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=20
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<div>
<div><strong><span style="font-size: 16px;">「ホモ・サピエンスとネアンデルタール人」</span></strong></div>
<div> </div>
<div>■私たちホモ・サピエンスは今から20万年前に、また、同じ祖先を持つネアンデルタール人は30万年前に誕生しました。サピエンスは、今日まで生きていますが、ネアンデルタール人は4万年前に絶滅しました。生存と絶滅。この違いはどこから来るのでしょうか? 決定的な違いは、生活を共にする「集団の人数」にあるようです。</div>
<div><br />
①ネアンデルタール人は、血縁関係のある家族のみと一緒に生活し、それ以外の他者と集団で生活することはなかったようです。多くても20人程度で暮らし、新しい知識を他者から得る機会が少なかった。一方、サピエンスは400人を超える大きな集団で生活し、他者から知識を得る機会が多かった。集団の人数が増えるほど、多様性が増し、進化し続けて来たと考えられます。<br />
②ネアンデルタール人は、屈強で、一人でも野生動物を仕留めることができ、周囲と協力する必要性が低かったようです。一方、サピエンスは小柄で、力も弱かったので、単独の狩りは困難だったでしょう。自分の弱さを認め、「<strong>組織の一人ひとりが相互に情報を交換・共有し、協力し合わなければ、組織は生き残れない、成功しない</strong>」ということを実行して来たと言えましょう。</div>
<div><br />
■私は、ネアンデルタール人とサピエンスの話から、次のようなことを考えました。<br />
①サピエンスは、大規模集団で生活し、協力し合って、組織力を強化し、環境に適応してきた。それでは、どうしたら、協力し合える関係をつくれるのでしょうか?<br />
②<strong>まずは、謙虚。</strong>謙虚に自分一人でできることには限界があると認めること。<strong>次に礼節。</strong>他者との協力関係をつくること。礼節とは、相手への敬意や慎みの心、相手に失礼に当たらない、相手が快く思うような心の伴った礼儀を示すことです。<br />
③<strong>お互いに様々なアイディアや意見を自由に出し合え、話し合える、楽しい会議にしょう!・・・キーワードは、謙虚と礼節!</strong><br />
まず、相手の話や考えを聴こう!<br />
自分の意見と違っても、否定しない! 自分の意見だけを押し通さない! 「そういう考え方もあるんだ」<br />
自分の意見・アイディアを臆せず、率直に述べよう!<br />
議論を尽くして結論を出そう!それを全員一致で実行しよう!<br />
会議の後では「本当はこうだった」などと言いっこなし!</div>
<div> </div>
<div>■<strong>さて、私たちの支援の仕事も一人ではできません。チームで進めます。私たちは、ホモ・サピエンスで、ラテン語で「賢い人間」という意味だそうです。絶滅したネアンデルタール人ではありません。</strong></div>
<div><br />
<strong><span style="font-size: 12px;">《追記》 ダークダックスの歌、「絆」</span></strong><br />
「理事長だよりNo.11」を書いていた途中で、「武田鉄矢 昭和は輝いていた~癒しのハーモニー」(BSテレビ)で観ました。その中で、平成21年9月6日にダークダックス館林音楽館でのコンサートが放映されました。病気療養中の「マンガさん」も加わって、「絆」を歌っていました。特に2番は私が書こうとしていることを言い表したような歌詞で、病気のマンガさんを気遣いながら歌っている4人の姿に感動しました。4人が揃った最後の映像だったそうです。</div>
<div><br />
<strong><span style="font-size: 16px;">「絆」 </span>ダークダックス</strong> 昭和56年</div>
<div> </div>
<div><strong>糸へんに半分と書いて 絆と読みます<br />
お互いに半分ずつの 糸を結び合うからです</strong><br />
糸の太さは 人それぞれ<br />
顔の違いと 同じです<br />
固いか 緩い(ゆるい)か 程々か<br />
その結び目が 大事です</div>
<div> </div>
<div>君がいたから 青春だった<br />
君がいるから あたたかい<br />
人は誰でも そんな友達<br />
捜し求めて 旅をする</div>
<div> </div>
<div><strong>イ(にん)べんに半分と書いて 伴うと読みます<br />
人はみな半人前が 二人道づれだからです<br />
一人でできる ことと言えば<br />
互いに たかが 知れてます<br />
一人の旅より 二人旅<br />
触れ合う肩が 語り合う</strong></div>
<div> </div>
<div>君がいたから 青春だった</div>
<div>君がいるから あたたかい<br />
人は誰でも そんな友達<br />
捜し求めて 旅をする</div>
<div> </div>
<div>君がいたから 青春だった<br />
君がいるから あたたかい<br />
人は誰でも そんな友達<br />
捜し求めて 旅をする</div>
</div>
<div>
<div> </div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-04-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.10
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=19
1
<div><strong><span style="font-size: 16px;">「笑顔」について</span></strong></div>
<div>
<div> </div>
<div>よりよい支援にとって、何が大事で、何を大切にすべきでしょうか?今の私が最初に上げることは、「いつも笑顔で明るく元気に挨拶する」※です。「笑顔」は、支援員と利用者、支援員同士、いちょうの会全体を元気に、ハッピーにする常備薬であると思います。「笑顔」は、支援サービスに限らず、人間関係に良く効く万能薬です。<br />
</div>
<div>★今回のお便りでは、「笑顔」について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。<br />
1.「笑顔」のよい人に接すると、どのような気分になりますか?<br />
【私の場合】 ☆気持ちがいい ☆気分がよくなる ☆元気になる ☆楽しくなる☆安心できる ☆平和な気分 ☆親しみやすい ☆心を開ける ☆気持ちが通じやすい☆好意を感じる ☆ストレスが溜まらない ☆気をつかわない・・・良いことたくさん!</div>
<div> </div>
<div>2.笑顔で、自分も元気になれます。<br />
①笑顔は人のためならず、巡り巡って自分に戻ってくるのである。だから、笑顔のいい人は元気なのです。笑顔は、自分が元気になるための常備薬でもある。<br />
②気持ちが落ち込んでいるとき、挨拶の顔を上げるのがおっくうなときでも、いい笑顔をみせよう。それで相手も安心する。それが人と人との関係を潤滑にするためのサービスの一歩。それが、相手を元気にする。あなたがいい笑顔をもらったときうれしいように、相手もまた、うれしいのである。ここが人と人との大切なところである。<br />
※「『あなたと会うと元気になる』といわれる人の共通点」(斎藤茂太著著 精神科医・医学博士)</div>
<div> </div>
<div>3.「笑い」が健康によいことは、医学界の常識です。<br />
⇒いちょうの会の皆さん、健康増進のためにおおいに笑いましょう!<br />
③笑いが免疫力を高めることは、医学的にも証明されています。笑いによって免疫細胞の一つであるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化が高まるというのは、いまや医学界の常識になっています。病気になりたくなかったら、おおいに笑えということになります。「笑う門には病来ず」というわけです。<br />
※「健康になる格言」 (帯津良一著 帯津三敬病院名誉院長)</div>
<div> </div>
<div>4.「笑顔」は、意識したり、努力したり、修行すれば、身につきます。<br />
⇒誰でもむっつりしているよりもニコニコしている方がよいことは、わかっています。<br />
私の場合、今まで笑顔を意識してきたかと聞かたら、自信をもって「はい」とは言いにくいです。笑顔でいることは、結構むずかしいことです。まずは、身近で笑顔のいい人、すてきな人を見つけてみましょう。<br />
④楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。(ウィリアム・ジェームス 心理学者)<br />
「笑顔、笑顔」と言い聞かせているうちに、本当に気持ちが明るくなってくるそうだ。<br />
※「『気が小さい人』ほどうまく生きられる」 (斎藤茂太著 精神科医・医学博士)<br />
⑤私にとって、患者さんは戦友です。・・・・・横に寄り添って、手を握る、その時には、難しい顔をするのではなく、笑顔でいたいと、私は思っています。笑顔は最高のプレゼントです。<br />
⇒「患者さん」を「利用者」さんに置き換えみたら、いかがでしょうか?<br />
※「これが究極の長寿法 100の知恵」 (帯津良一著)</div>
<div> </div>
<div>5.「笑顔」に関して、気に入った言葉をご紹介します。<br />
笑顔を浮かべれば友達ができます。でもしかめっ面を浮かべればシワができます。<br />
(ジョージ・エリオット 英国の女性作家 1819~1880)<br />
幸運の女神は笑顔と謙虚な人のところに近寄ってくる。 (王貞治)<br />
信じてごらん、笑顔から全てはじまるから。 (尾崎豊)<br />
笑顔は買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えて初めて値打ちが出る。 (デール・カーネギー)<br />
笑顔は愛の始まりなので、いつもお互い笑顔であいましょう。(マザー・テレサ)<br />
薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず。(アンネ・フランク)<br />
気持ちいい笑顔ほど魅力的なものはないな。 (チャーリー・ブラウン)<br />
落ち込むこともありますが、あえて笑顔を作るようにすると前向きな気持ちになれる。 (大地真央)<br />
子供の笑顔に国境はない (間寛平)</div>
</div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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2021-03-22T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.9
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=18
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<div><strong><span style="font-size: 16px;">人間も組織も健康に長生きするためには、ダイエットが必要!</span></strong></div>
<div> </div>
<div>桜の開花宣言が出ました。「また今年も桜が見られる!」と思うととてもうれしいです。今年も桜とはソーシャルディスタンスを取らねばなりません。</div>
<div> </div>
<div>
<div> 人間の体には、運動不足や食べ過ぎ、基礎代謝の低下などにより、余分な脂肪(ぜい肉)が付きやすくなります。付き過ぎますと、肥満になります。肥満は、生活習慣病の原因の一つで、脂質異常症や高血圧症、糖尿病にかかりやすくなり、さらに、動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳血管障害(脳卒中、脳梗塞など)を引き起こす危険性を高めるとも言われています。健康で長生きするためには、生活習慣病にならないことが大事で、そのためには、適度なダイエットが必要です。かくいう私は、人間ドックで「肥満」と指摘されています。(本当は肥満気味のはず!)ところてんダイエットの効果も薄れてきました。</div>
<div> </div>
<div>
<div> 人間と同様に、組織(会社や団体など)にも生活習慣病のような症状が現れます。人間の余分な脂肪に相当するのが、「ムダな経費」といえましょう。こわいのは、ムダな経費が溜まっていても誰も気づかないこと、あるいは、気づいていても、気にせず、そのまま放置していることでしょう。先月の「ゆでガエル」的な症状です。これでは、組織は持ちません。<u>組織も健全に発展して行くためには、「ダイエット」が必要です。</u></div>
<div> </div>
<div> 組織のダイエットって、何? それは、「業務改善」です。</div>
<div> 組織における業務改善で重要なことは、①<u>チームで取り組むこと</u>、そして、②<u>職員ひとり一人が自発的に取り組むこと</u>です。①業務改善は、一人で行うことではありません。何故なら仕事はチームで行っているからです。②業務改善は、誰かに指示されて渋々やることでもありません。何故なら職員ひとり一人が自分たちの課題として、自発的、能動的に取り組むことだからです。</div>
<div> </div>
<div> 業務改善で期待できる効果としては、</div>
<!-- --><!-- --><!-- -->
<p>①ムダな支出が減ります。</p>
<p>②ムダな作業や非効率な業務が減ります。その結果、利用者への支援や休憩に回せる時間が増えます。</p>
<p>③ムダな作業や非効率な業務が減ります。その結果、利用者への支援や休憩に回せる時間が増えます。</p>
<p>④いちょうの会全体で取り組みますので、法人全体で業務の標準化につながります。</p>
<div>何より、業務改善という「ダイエット」を実行することにより、いちょうの会全体がスリムに健康になります。</div>
<div> </div>
<div> 業務改善は、一年限りの活動ではありません。いちょうの会が存続する限り、持続すべき活動です。さらに、利用者への支援を継続して行くためにも必要な活動です。4月から本格的に業務改善活動が始まります。</div>
<div> </div>
</div>
</div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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text/html
2021-02-24T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.8
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=17
1
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><strong><span style="font-size: 16px;"><font color="#000000">ヒトも組織も「ゆでガエル」にならないように</font></span></strong></span></div>
<div> </div>
<div>
<div> 皆さん、こんにちは。少しずつ春の気配を感じ始めるようになってきましたね。</div>
<div>私は、皆さんが毎朝「明るく笑顔で挨拶!」で利用者さんをお迎えする光景がとても好きです。気分が晴れ晴れして、元気になります。また、一日無事に利用者さんと過ごした後、明るく笑顔で送り出す時間もいいですね。安堵感とともに穏やか気分になります。そして、日中事業所とグループホームとのリレーの場面もすてきです。</div>
</div>
<div> </div>
<div>
<div> 全国に社会福祉法人は2万程あり、その9割が職員数100人以下の中小法人だそうです。厚労省は、社会福祉法人の協働化・大規模化に関する検討会を始めています。今後、法人間の合併や事業譲渡の事例が出てくるでしょう。私は、いちょうの会が吸収合併される側に回るとは思いませんが、将来もずっと安泰でいられるかは、私たち次第であると思います。いちょうの会が存続し、発展して行くためには、どうしたらよいでしょうか?私は、次の2つのことが重要であると考えています。</div>
<div>❶支援サービスの進化⇒私たちの支援を日々進化させること。「日々利用者により良い支援をし続けるのだ!」という強い意欲を持ち、支援技能の向上に努め、職員間のチームワークを高めること。</div>
<div>❷収支が黒字であること⇒当会が入金する支援サービスの報酬(収入)から諸経費(支出)を引いた「収支」を黒字にすることです。</div>
<div> 今回は、❶について考えてみたいと思います。</div>
<div> </div>
<div>
<div> 「進化論」で有名なダーウィンの言葉に、「<u>生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである</u>」があります。私たちの仕事では、「今よりもっとよい支援の方法はないか?」「昨日より今日、今日より明日、どうしたら支援を進化させることができるか?」 利用者の皆さんは、日々変化しています。その一人ひとりにとって、最適な支援は何かを各々の支援員が考え、チームで話し合い、実行してみる。これを日々地道に続けることでしょうか?</div>
<div> </div>
<div>
<div> 「<u>ゆでガエルの法則</u>」という寓話を聞いたことはありますか? カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルは、水温に慣れていき、生命の危機に気づかずに茹で上がって死んでしまうとのことです。もしも、社員が「今のやり方を続ければいい」、「まあこの位でいいだろう」、「待っていれば誰かがやるだろう」といった、「ぬるま湯」的な考え方を持つと、その会社は、「ゆでガエル」になってしまい、存亡の危機に陥るということです。皆さんが、自分たちの職場や支援チームを自分たちの手で今より良くして行こうと、主体的に、積極的に仕事に取り組んで行けば、仕事も楽しくなり、遣り甲斐も増して、いちょうの会全体の将来も明るく、希望に輝きます。</div>
</div>
</div>
</div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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text/html
2020-12-23T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.6
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=15
1
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><strong><span style="font-size: 16px;">「和顔愛語・先意承問」</span></strong></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">■<strong>皆さんの支援の様子から、思い至る言葉がありましたので、ご紹介します。</strong><br />
それは、「<strong>和顔愛語</strong>」(「わげんあいご」「わがんあいご」) です。この言葉を知ったのは、今から数十年も前のことです。素敵な言葉だと思いました。今回「理事長だより」に載せるので、改めてこの言葉の出典を調べてみました。<br />
親鸞聖人(1173.5.21生)が真実の経典として最も大切にされた、浄土三部経のひとつ、「仏説無量寿経」の中に、「<strong>和顔愛語 先意承問</strong>」が連記されているとのことです。</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">「<strong>和顔愛語</strong>」は、「周囲を和ませ、穏やかな空気を生み、・・・・・素晴しい行いですが、それだけではなく、笑顔で人に接しようと努めている自分自身が大きな幸せを手にできますよ」と、お釈迦さまは説かれているそうです。</span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"><span style="color: rgb(51, 51, 51); mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">■</span><span style="color: rgb(51, 51, 51); mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">「</span><span style="color: rgb(38, 38, 38); mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><strong>和顔愛語・先意承問</strong>」</span><span style="color: rgb(38, 38, 38); mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">とは、</span><font color="#000000"><u style="text-underline: wave;"><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">「<span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi;">和やかな顔と、思いやりの言葉で人に接することで、相手の気持ちをいたわって、先に相手の気持ちを察して、相手のために何が出来るか? を考えて、自ら進んで、手を差し</span></span></u><u style="text-underline: wave;"><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi;">伸べていく」</span></span></u><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">という意味です。</span></font><br />
<font color="#000000"><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">⇒これを</span><strong><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">支援員</span><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">と</span><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">利用者</span></strong><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">の関係に置き換えますと、「支援員が<span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi;">和やかな顔と思いやりの言葉で利用者に接することで、利用者の気持ちをいたわって、先に利用者の気持ちを察して、利用者のために何が出来るか?を考えて、支援員自ら進んで、手を差し伸べていく」となります。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><strong>正に皆さんがいつも支援で行っていることです。</strong> </span><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">(そうです、皆さんは日々仏教の教えを実践しているのです!)</span></font></span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">■翻って、<strong>支援は一人ではできません。支援はチームで行います。</strong>チームのメンバーがバラバラでは、プロの支援にはなり得ません。チーム全体の全エネルギーを利用者支援に結集してこそ、最高の支援ができると思います。また、チームワークは、人間関係に影響されます。例えば、個人的な感情や気分は、チーム内伝播して行きます。不機嫌もチーム内に伝われば、その反対に上機嫌も伝わります。不機嫌を他にばらまくより、気分よく人に接した方がいいに決まっています。</span></span></div>
<div><strong><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">「和顔愛語・先意承問」の対象は、利用者だけではありません。職場の仲間にも働きかけ、お互いに協力し合って、できることから実践することがプロの支援だと思います。きっと今よりも気持ちのよい、楽しい、活発なチームに変わります。</span></span></strong></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"><font color="#000000"><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">※「<strong>和顔愛語・</strong></span><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><strong>先意承問</strong>」</span><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">は、私が皆さんにこれまでもお伝えしてきた、</span><span style="mso-ascii-theme-font: minor-latin; mso-fareast-theme-font: minor-fareast; mso-hansi-theme-font: minor-latin; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;">「<strong>利他の心</strong>」</span></font><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><font color="#000000">と相通じます。</font><br />
<font color="#000000">「どんな人でも、この世に生を受けた限りは幸せになる権利があります。それどころか、幸せになる</font><font color="#000000">事が私たちの生きる義務であろうとすら思っています。美しい利他の心をもって世のため、人のため </font><font color="#000000">に力を注ぐとき、私たちの人間性は磨かれ、幸福や充実がもたらされ、その人生もより深い意義と価</font><font color="#000000">値あるものになっていくのです。」</font></span></span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"><span style="mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA;"><font color="#000000">(稲盛和夫 「心。」)</font></span></span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">※<strong>マザーテレサの言葉にも、「和顔愛語・先意承問」に通じるものがあります。</strong><br />
☆「誰かに微笑みかけること、それは愛の表現であり、その人へのすばらしい贈り物となるのです」</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">☆「人のことを批判していたら愛する時間がなくなってしまいます」<br />
☆「もし平和が得られていないなら、それは私たちが仲間だということを忘れているからです」</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">☆「優しい言葉は、ずっとずっと心にこだまする」</span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">人間関係はそんなに単純ではないでしょうが、一人一人のちょっとした気持ちや意識の持ちようによって、また、日々の地道な行動によって、今より人間関係も良くなり、仕事も楽しくなると思います。 <br />
今年一年ご苦労様でした。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。</span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;">社会福祉法人八王子いちょうの会</span></span></div>
<div><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ pro w3,hiragino kaku gothic pro,メイリオ,meiryo,ms pゴシック,ms pgothic,sans-serif;"><span style="font-size: 12px;"> 理事長 山川 徹</span></span></div>
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text/html
2020-11-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.5
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=14
1
<div>■「<strong>当法人のルーツは、親の会</strong>」</div>
<div> いちょうの会は、今から57年前に、母親が障害をもった子供たちのための居場所づくりから始まりました。任意団体「手をつなぐ親の会」、非営利活動法人(NPO)を経て、10年前に社会福祉法人が設立されました。支援の<strong>キーワード</strong>は、「<strong>親身</strong>」でしょう。</div>
<div> </div>
<div>
<div><strong>■「親の望み」 親が福祉サービスに望んでいることは何でしょうか?</strong><br />
❶「<strong>子供の安心、安全</strong>」</div>
<div> ~子供がケガをしない。体調の変化に気付き対処してくれる。事業所に行っている間は安心。<br />
❷「<strong>子供の幸せ</strong>」</div>
<div> ~事業所に行くことをいやがらない、楽しみにしている。笑顔でハッピー!<br />
❸「<strong>今までできなかったことができるようになった</strong>」</div>
<div> ~親は、子供のちょっとした成長や可能性が広がることがうれしい。<br />
★上記のことは、私の場合ですが、大方の親が望んでいることでしょう。(福祉に限らず)</div>
<div> </div>
<div><strong>■「福祉サービスの基本的理念」</strong> (毎度おカタイ話でスミマセン)<br />
今回は、私たちの仕事と社会福祉法について、皆様と一緒に考えてみたいと思います。<br />
※<strong>社会福祉法</strong>は、「<strong>社会福祉を目的とする事業の全分野における基本事項を定めた法律</strong>で、福祉サービスに係わる者にとって非常に重要です。</div>
<div> </div>
<div>★ <strong>社会福祉法 第3条 【福祉サービスの基本的理念】</strong><br />
①<u>福祉サービス</u>は、②<u>個人の尊厳の保持</u>を旨とし、その内容は、③<u>福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成され</u>、又は④<u>その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援する</u>ものとして、⑤<u>良質かつ適切なものでなければならない</u>。」</div>
<div> </div>
<div> ① 私たちの仕事は、<strong>福祉サービス業</strong>です。<br />
② <strong>憲法第13条 【個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉】</strong><br />
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。<br />
③ 利用者が心身ともに、安心、安全、健やかで、幸せに過せるよう、支援する。<br />
<strong>※上記「親の望み」 ❶ & ❷</strong><br />
④ 利用者の能力を最大限引き出し、自立を支援する。 <strong>※上記「親の望み」 ❸</strong><br />
⑤ 支援員が協力・連携して、最強のチームワークで最高の支援サービスを提供する。</div>
<div> </div>
<div>★ 「<strong>サービス業</strong>」</div>
<div>「お客様にサービスを提供する業種」のこと。もともと「サービス(<strong>Service</strong>)」は、「接客」「貢献」「奉仕」「役に立つ」などの意味があります。人や環境のために尽力し、相手や状況に合わせて求められていることを行うこと、世話をすること、という意味も持ち合わせています。</div>
</div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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text/html
2020-10-21T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.4
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=13
1
<div> 「油断大敵、火がぼうぼう」という言葉を、私は、「油断していると火事になって火がボウボウと燃え広がってしまうので、気を緩めてはいけない」と思っていました。ところが、「油断大敵、火が亡亡」と書くそうです。「火をともしている時に油が切れると火が消えてしまうので、気を抜いてはいけない」という意味だそうです。</div>
<div>⇒いずれにしても</div>
<div><u><strong><span style="font-size: 16px;">コロナ対策は、油断大敵!気を引き締めて「感染ゼロ」を更新し続けましょう!</span></strong></u></div>
<div> </div>
<div>■7月から9月までにお伝えしましたことをまとめますと、</div>
<div> <strong>1.<利用者と支援員の関係></strong></div>
<div><strong> ①「利用者の幸せは、支援員の幸せ」</strong></div>
<div><strong> ②「利用者あっての支援員」</strong></div>
<div><strong> ③「支援するのは、支援員」</strong></div>
<div> </div>
<div><strong> 2.<経営理念(経営に関する根本となる考え方)></strong></div>
<div><strong> 「全職員の物心両面の幸福を追求し、利用者にとって、最良のチームワークで、最善の支援サービスを提供します」</strong></div>
<div> </div>
<div><strong> 3.<目指したい組織像></strong></div>
<div><strong>・全職員が希望と誇りを持てる法人</strong></div>
<div><strong>・職員同士が信頼し合い、協力し合い、全エネルギーを利用者に注ぐプロのチーム</strong></div>
<div><strong>・全職員が安心して、楽しく、長く働きたいと思える職場</strong></div>
<div><strong>・入所希望者(利用者・保護者)に選んでいただける事業所</strong></div>
<div><strong>・地域の人たちと共に支え合う会</strong></div>
<div><strong>・自治体、行政機関、取引先、同業者等に信頼される法人</strong></div>
<div> </div>
<div>■今回は、<span style="font-size: 16px;"><u><strong>経営理念を実現するための基本方針</strong></u></span>をお伝えします。</div>
<div><strong>・全ての職員がいちょうの会の構成メンバーとして、法人全体、事業所・職員間の連携協力を深め、総力を結集します。⇒「オールいちょうの会」</strong></div>
<div><strong>・職員各自が主体的に法人を支える役割を担う、全員参加型の経営をめざします。</strong></div>
<div><strong>・コスト意識を高め、継続的な収益構造の安定化に努め、健全経営をめざします。</strong></div>
<div><strong>・自由闊達に話し合え、明るく楽しい風通しのよい職場環境をつくります。</strong></div>
<div><strong>・安心、安全、快適な環境整備に励み、事故ゼロ、感染ゼロをめざします。</strong></div>
<div><strong>・社会福祉法第3条に規定された「福祉サービスの基本的理念」を尊重します。</strong></div>
<div> </div>
<div>※第3条:<strong>福祉サービス</strong>は、<strong>個人の尊厳の保持</strong>を旨とし、その内容は、福祉サービスの<strong>利用者が心身ともに健やかに育成</strong>され、又はその<strong>有する能力に応じ自立した日常生活を営む</strong>ことができるように<strong>支援</strong>するものとして、<strong>良質かつ適切なもの</strong>でなければならない。</div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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text/html
2020-09-28T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.3
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=12
1
<div> この1週間ほどで、大分暑さが和らいできました。日が暮れるのも早くなりました。今年の夏ももう終わりかと思うと、ちょっと寂しいですね。私は、秋の夕暮れどきは、物悲しい気がします。</div>
<div> </div>
<div>■皆様のご協力とご尽力で、コロナ感染「ゼロ」更新中です。チームワークで「完封試合」を達成しましょう<strong>!☆検温 ☆手指洗い ☆換気 ☆消毒 ☆対面でなく横・斜め座り ☆マスク着用 ☆人の距離1.5m超</strong>など、引き続き、徹底することをお願いします。それに加えて、<strong>皆様が利用者さんのちょっとした変化も見逃さないこと、気付くことが大事</strong>であるかと思います。例えば、「熱はないけど、ちょっといつもと違う気がする。もしかして?」とか…<strong>皆様の観察眼、感性、気づきが最も強力で頼りになる「コロナ防波堤」</strong>になります。</div>
<div> </div>
<div>■7月と8月は私の考えている、経営方針に関してお伝えしました。(ちょっと大げさですが)</div>
<div> <strong>✔利用者と支援員の関係</strong></div>
<div><strong> ①「利用者の幸せは、支援員の幸せ」</strong></div>
<div><strong> ②「利用者あっての支援員」</strong></div>
<div><strong> ③「支援するのは、支援員」</strong></div>
<div> </div>
<div><strong> ✔経営理念(経営に関する根本となる考え方)</strong></div>
<div><strong> 「全職員の物心両面の幸福を追求し、利用者にとって、最良のチームワークで、最善の支援サービスを提供します」</strong></div>
<div> </div>
<div> 今回は、「いちょうの会をどのような組織にしたいのか?」「どのような組織になったらいいか?」「目指したい組織像」について、私の考えていることをお伝えします。</div>
<div> </div>
<div><strong>☆★☆目指したい組織像☆★☆</strong></div>
<div><strong>・全職員が希望と誇りを持てる法人</strong></div>
<div><strong>・職員同士が信頼し合い、協力し合い、全エネルギーを利用者に注ぐプロのチーム</strong></div>
<div><strong>・全職員が安心して、楽しく、長く働きたいと思える職場</strong></div>
<div><strong>・入所希望者(利用者・保護者)に選んでいただける事業所</strong></div>
<div><strong>・地域の人たちと共に支え合う会</strong></div>
<div><strong>・自治体、行政機関、取引先、同業者等に信頼される法人</strong></div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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text/html
2020-09-23T00:00:00+09:00
競輪補助事業完了のお知らせ
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=11
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<div>
<div> この度、公益財団法人JKA様より「2020年度 福祉車両の整備 補助事業」として補助金を賜り、下記の事業を無事完了いたしました。</div>
<div> </div>
<div> ここに事業完了のご報告を申し上げますと共に、財団法人JKA様をはじめ、ご協力を賜りました関係者の皆様に謹んで感謝の意を表します。</div>
<div> </div>
<div> </div>
<table border="1" cellpadding="0" cellspacing="0" style="width: 562px;" width="562">
<tbody>
<tr>
<td style="width: 125px;">
<div align="left">■補助事業名</div>
</td>
<td style="width: 437px;">
<div align="left">2020年度 福祉車両の整備 補助事業</div>
</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 125px;">
<div align="left">■事業内容</div>
</td>
<td style="width: 437px;">
<div align="left">助手席リフトアップ車 一台</div>
</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 125px;">
<div align="left">■補助金額</div>
</td>
<td style="width: 437px;">
<div align="left">1,500,000円</div>
</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 125px;">
<div align="left">■実施場所</div>
</td>
<td style="width: 437px;">
<div align="left">東京都八王子市東浅川町666番地</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<table align="left" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tbody>
<tr>
<td height="0"> </td>
<td> </td>
<td> </td>
<td> </td>
</tr>
<tr>
<td height="2"> </td>
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</tbody>
</table>
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<div> 社会福祉法人八王子いちょうの会 いちょう工房東浅川では、公益財団法人JKA様の福祉車両整備補助事業を受けて、助手席リフトアップ車が納車となりました。</div>
<div> </div>
<div> 初めて電動の助手席に乗る方もいて、ワクワクして笑顔がいっぱいでした。今まで乗車する事が難しかった車椅子の方にも対応でき、安全に楽しく外出活動や送迎ができています。ありがとうございました。</div>
<div> </div>
</div>
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2020-08-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.2
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=9
1
<div> 残暑厳しきおり、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。</div>
<div> 先月は、利用者と支援員の関係について、日頃、考えていることをお伝えしました。</div>
<div> ①「利用者の幸せは、支援員の幸せ」</div>
<div> ②「利用者あっての支援員」</div>
<div> ③「支援するのは、支援員」</div>
<div>の3点でした。「利他の心」をもって利用者のために何をすべきか、何ができるかを考え、行動する。感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに、目の前の仕事に打ち込む。支援員同士がお互いに理解・信頼し合って、チームワークを高める。支援員が心身ともに健全な状態で支援に臨むことが大切であると考えます。</div>
<div> 今月は、私が考えている経営理念について、お伝えします。(大げさに聞こえると思いますが、当法人の経営に関する私の根本的な考えです)</div>
<div> 「全職員の物心両面の幸福を追求し、利用者にとって最高の支援サービスを提供します」</div>
<div> 当法人の目的は、「利用者第一」で利用者(保護者)にとって最高の支援サービスを提供することです。利用者(保護者)や仲間である支援員に「やさしい心、思いやりの心」すなわち「利他の精神」で接し、「感謝の気持ちと謙虚な姿勢」を持ち続ければ、最高の支援に到達可能と考えます。そのためには、まず、職員が経済的にも精神的にも安定した人生を送れることを大切にします。物心両面の幸福は、待っていれば天から降ってくるものではなく、自分たちの手でつかみたいと考えます。職員全員参加型の経営で、各職員が自発的に法人を支える重要な役割を担い、総力を結集します。</div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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2020-07-20T00:00:00+09:00
理事長だよりNo.1
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=8
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<div> 私が理事長に就任して1年が経過しました。</div>
<div>日々皆様のご協力に心より感謝しております。ありがとうございます。</div>
<div> 私が、利用者と支援員の関係について大切にしたいと考えていることをお伝えしたいと思います。</div>
<div> ①「利用者の幸せは、支援員の幸せ」</div>
<div> ⇒やさしい思いやりの心をもって、他のために尽くす「利他の心」がとても大切と考えます。</div>
<div> 利他の心で、利用者に向き合う、寄り添うことにより、利用者と支援員の間に良好な関係が</div>
<div> 生まれると思います。また、利他の心は、利用者のみならず、チームで支援を行う仲間の</div>
<div> 支援員にも向けられるべきです。</div>
<div> ②「利用者あっての支援員」</div>
<div> ⇒利用者がいてこそ、支援員の仕事が始まります。私たちは、常に、利用者への謙虚な気持ちと</div>
<div> 感謝の心をもって支援に携わることが大切と考えます。同時に、支援は一人ではできません。</div>
<div> 一緒に仕事をする仲間の支援員へも謙虚な気持ちと感謝の心をもって、最善のチームワークを</div>
<div> 作りましょう。</div>
<div> ③「支援するのは、支援員」</div>
<div> ⇒支援する支援員が楽しくなければ、利用者も楽しくなれないでしょう。支援員が経済的に安定</div>
<div> し、心身共に健全な状態で支援を行うことが大切と考えます。「オールいちょうの会」として、</div>
<div> 職員全員が同じ方向に向かって総力を結集し、利用者のために最高の支援サービスを提供したい</div>
<div> と願っております。</div>
<div> </div>
<div> まもなく梅雨が明けます。コロナニモ夏ノ暑サニモマケヌ元気ナいちょうの会ヲツクリマショウ。</div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
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2020-07-10T00:00:00+09:00
令和2年度「すずかぜ祭」中止のお知らせ
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=7
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<div> 盛夏の候、ますますご健勝のことと心からお喜び申し上げます。</div>
<div> 平素は、格別のご厚情とご支援を賜り、厚く感謝いたしております。</div>
<div> さて、2012年より毎年9月に私どもの最大イベントである、すずかぜ祭を開催しておりますが、今年は、新型コロナウィルス感染症拡大の第2波、第3波の襲来といった深刻な報道もございますので、ご来場いただく皆様方とご利用者・ご家族の皆様、職員の健康を第一に考慮し、すずかぜ祭を中止いたします。</div>
<div> 来年は、今年の分も含めて盛大に2年分のすずかぜ祭を開催いたしたいと存じます。</div>
<div> 末筆ながら、コロナウィルスニモマケズ、夏ノ暑サニモ負ケヌよう、元気に今夏を乗り切れますようお祈り申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。</div>
<div> まずは取り急ぎご挨拶申し上げます。</div>
<div> </div>
<div>社会福祉法人八王子いちょうの会</div>
<div> 理事長 山川 徹</div>
<div> 担 当 和田 春美</div>
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2020-07-10T00:00:00+09:00
いちょう工房東浅川・GHアイビーで職員を募集しております。
http://www.ichounokai.or.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/p_id=1/r_id=5
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